住民と行政との協力で9月防災講演会開催へ。

開成町と大井町の間を流れる酒匂川に3月新しい橋、足柄紫水大橋が開通しました。大井町から小田急線開成駅に行くのがぐっと便利になりました。

橋の開通は、大井町と開成町の連携を強める促進剤です。大井町でずっと地域防災問題に取り組んできた田中伸二さんから相談がありました。

田中さんとは神奈川大学の防災講座を受講した仲間です。富士フイルムのOBです。足柄地域での防災リーダーの仲間作りをもう少し進めたいということでした。

一人一人声をかけて集めるよりも防災講演会を開催して関心の高い人を集めていった方が進めやすいのではないかとアドバイスしました。

東大名誉教授で測量学の権威でもある村井俊治さんがGPSの観測データに基づいた地震予測でメディアの注目を集めているので講師として提案しました。

田中さんも村井さんに注目していました。田中さんが大井町の間宮恒行町長にすぐに相談しました。間宮町長も二つ返事で協力を約束してくれました。

足柄上地区の各首長にも協力をお願いしました。皆さん大賛成でした。南足柄市にも呼びかけることにしました。1市5町の連携と協力で進めたいです。

神縄、国符津・松田断層を控えているし、最初に行動に移したのが大井町の田中さんなので開催場所は大井町の中央公民館にすることになりました。

時期は、防災月間の9月、救急の日の9日とすることにしました。主催は、大井町を中心に住民が主体となって行政がバックアップするやり方で行きます。

いざ災害が発生した時に本当に頼りになるのはまず自分、続いて近隣のつながり、最後が行政の応援という順番です。住民の側が主体となるのが適当です。

町役場レベルですと防災のスタッフも限られています。災害時はてんてこ舞いです。自助と共助が不可欠です。住民側の意識を高める必要があります。

大井町の間宮町長からは、住民発の町づくり講演会は、防災に限らずに毎年実施した方が良いし各市町持ち回りで行ったらどうかと提案されてます。

住民が主体的に行えば市町の枠を超えて参加を呼びかけやすいです。中心となって支援してくれる行政があれば住民側も動きやすいです。是非、毎年開催と行きたいです。