岡崎嘉平太に学ぶ会は、7月7日、横浜で開催です。

(周恩来首相と会談する岡崎嘉平太 岡崎嘉平太記念館ホームページより)

昨日、神奈川県庁の記者クラブを訪問し7月7日開催の「岡崎嘉平太に学ぶ会」の宣伝をしてきました。希望する社には説明しますと伝えました。

聴いてくれたのは2社でした。地元新聞の神奈川新聞と共同通信でした。説明する側は、5人でしたので人数的には立場が逆転したみたいな感じでした。

実行委員会の代表の久保孝雄元神奈川県副知事と横浜日中友好協会の飯田助知会長が催しの趣旨を説明しました。事務局長の私が補足しました。

日本と中国は二度と戦争をしてはならないというただ一点で様々な立場の方々が集まって今回の催しを企画したことを伝えました。

政治家でも外交官でもない経済人が日中国交回復に命を賭けて取り組んだことを見つめ直すことは、日中関係が険悪な今日大変意義あると述べました。

記者会見の前日に岡山県の藤澤正義さんという方から岡崎嘉平太の生まれ故郷岡山県吉備中央町にある岡崎嘉平太記念館の資料が大量に届きました。

藤澤さんは昨年私が岡山県に講演に出かけたときに大変にお世話になった方です。私がブログに岡崎嘉平太に学ぶ会のことに触れたことから送って下さいました。

天国の岡崎嘉平太からの贈り物だと思いました。講演集が三冊ありました。ざっとですが全て目を通しました。周恩来さんとの触れ合いが書かれてました。

岡崎嘉平太は周恩来首相のことを心底から敬愛されていたことが言葉の端々から伝わってきます。周恩来首相の思いやり、心の広さを紹介されています。

岡崎嘉平太は日本銀行、国の役人として上海に勤務し終戦を迎えました。蒋介石政権が「怨みに報いるに徳を以てする。」との方針を打ち出しました。

日本に対し過去の怨みで感情的に対応するなという基本方針です。この方針について岡崎嘉平太は、大変ありがたく感謝の気持ちを持ったと書いています。

日修国交正常化の前に周恩来首相が「日本は80年近くも我が国を侵略したが2000年の交わりに比べればわずかな時間だ。この怨みを忘れましょう。」と述べました。

岡崎嘉平太はこの周恩来首相の言葉を講演で再三にわたって引用しています。怨恨を乗り越えて正常化へと踏み切った心情を忘れなという警鐘だと思います。

岡崎嘉平太に学ぶ会では岡崎嘉平太の思いをもう一度かみしめて日中の平和を祈りたいと思います。7月7日午後6時半よりかながわ県民センターで開催です。