お天道様の天賦の才の磨き方
大相撲名古屋場所は平幕が大活躍でした。
琴勝峰が優勝、ウクライナ出身の安青錦、新入幕の草野の快進撃も見事でした。
注目の新横綱の大の里は挫折を味わいました。
向かうところ敵なしかと思われていただけに平幕に4敗は意外でした。
新横綱の重圧の中でまずまずという意見もあるかもしれませんが相撲内容が悪かったです。
立ち合いを止められ押し返されるとあっけなく引いてしまい土俵を割ります。
土俵際も意外にもろいです。
40歳の玉鷲に最後に投げられた相撲が典型でどちらが横綱かわからないほどでした。
解説の元大関琴風さんが大の里の引き技を”毒まんじゅう”と称してました。
禁断の味を覚えてしまうと毒が回り将来を危うくします。
立ち合いさえ止めて押し返せば引いてくれることが明らかになってしまいました。
来場所は横綱のくせをさらに研究し工夫してくるのは間違いありません。
解説の元小結の舞の海さんは大の里のひくくせを”深刻な病”と言ってました。
病気なら適切な治療が必要です。
敗れた相撲をあらゆる角度から検証し直して修正する努力は当然です。
素人考えですが技術だけの問題ではないように思います。
引くということは精神的弱さの象徴だからです。
メンタルトレーニングも必要のような気がします。
25歳で若いので早期治療に努めれば復活できます。
大横綱になるため天から与えられた試練と受け止めて欲しいです。
生まれつきの身体能力と天性の運動神経で駆け上がっても試練は訪れます。
天才と言えどももまれて大きくなるということをしみじみ感じます。
苦境の過ごし方が人生を決めます。
大の里は大きなチャンスをもらったと言えます。
圧倒的強さの復活は国民に勇気を与え熱狂させることは間違いありません。
相撲界の大谷翔平を目指して精進して欲しいです。
それにしても若い有望な力士が続々と誕生してます。
迎え撃つベテランには鉄人玉鷲や元大関高安がいたり来場所も興味が尽きない大相撲です。