大学生のまちづくり提案より3~鎌倉をフラのまちに~

ミスマッチは人の感性を刺激します。
予定調和だと物足りず脳細胞は活動的になりません。

まちづくりも一緒です。
不釣り合いの要素をぶつけるとまち全体がの盛り上がりにつながる可能性があります。

神奈川大学のまちづくり試験レポートにユニークな提案がありました。
鎌倉をフラダンスのまちにするというのです。

古都鎌倉とフラ!、どう考えてもすぐには結び付きません。
フラというとスパリゾートのフラガールを思い出してしまうからです。

レポートには「フラダンスの心を大切にした」まちづくりを進めたいとありました。
フラは祈りを表す踊りで文化だと続きます。

ここまで深くフラを捉えると古都鎌倉をフラのまちにするという発想も理解できます。
最初はミスマッチと感じたのは実は先入観のいたずらでした。

鎌倉は豊かな自然に囲まれた歴史ある美しい街です。
一方で押し寄せる観光客による騒音と混雑のまちの印象も強まっています。

高齢化が進む街でもあり孤立という問題も生じてます。
レポートの執筆者は一連の問題を根っこから解決する手段としてフラに光を当てたのです。

フラが自然との調和や思いやりの心を重んじる文化であることを活かそうというのです。
フラを通じて絆を取り戻そうということだと思いました。

提案も具体的です。
毎朝由比ガ浜で誰もが参加できるフラタイムを設けようと呼びかけてます。

優雅な朝のラジオ体操みたいです。
身体にもすこぶる良さそうですし交流の場にももちろんなります。

参加者が増えれればフラフェスティバルも可能です。
学生あh鎌倉独自のフラ作品を創ったらどうかとまで提案してます。

さらに江ノ電の発射音や道路の信号のメロディーもフラの音色に変えたらどうかというのです。
鎌倉まるごとフラです。

鎌倉の魅力とフラの文化のミスマッチならぬ融合!。
素晴らしい提案だと思います。

鎌倉をやさしく穏やかな地域社会のまちにしたいとの思いに溢れてます。
松尾鎌倉市長に提案します。