大学生のまちづくり提案より7~まとめ~
若者に期待するのは既存の発想を超えることです。
常識にとらわれない突飛なアイデアを打ちあげることが期待されます。
しがらみが薄い時がチャンスです。
20歳前後がまさにその時代です。
そういった観点から大学生を見つめると物足りなさを感じます。
私の学生時代はもっと生意気でした。
自分が世界の中心にいるかのような幻想にはまっていたと思います。
そのあやうさは今考えるといとおしいです。
向こう見ずなことをしでかし失敗を重ねて徐々にまっとうになる原点でした。
浮き沈みなしに人生を歩んでしまうと強じんさは身につきません。
学生たちには小学生の気持ちを持ち続けてと呼びかけてます。
どんなにばかげた夢であっても夢があることが冒険心を喚起させるからです。
試験レポートは論文ではなく物語を書いて欲しいと要請しました。
研究者になるのでないならば全体像の把握の方が大切です。
そうした能力は常に大きな物語を妄想することで養われます。
全体像がイメージできるから細部が見えてきます。
たかが学部の試験レポート、されど学部の試験レポートです。
学生たちに若さ特有の前のめりさを取り戻すきっかけにしてもらえば我が意を得たりです。
金融マンから大学の教員に転じた友人から自著の紹介を受けました。
『教えない授業』というタイトルです。https://junwind.net/?p=21019
教え込むスタイルを徹底して避けるやり方です。
問いを立て対話で自主性を育みます。
気になる試験レポートがありました。
教育県で知られる富山県出身の女子学生でした。
自主性のある子どもを育てるという内容でした。
「要求されたことをこなすだけであればAIにだってできる。」とありました。
富山は学歴や地位を過剰に意識し過ぎだと指摘してました。
富山の教育をがらりと変え自主性のある人間を育てる自信があると断言してました。
こういった学生が輩出すると日本の未来も面白くなります。
楽しみです。