続・誰でも戦争の”語り部”になれる!

8月6日の広島原爆の平和式典で最上の発信力を持ったのは小学6年生の2人でした。
学んだことを心を込めて語れば伝わると言い切りました。

戦争の”語り部”になるのは実体験ではなく意思だということです。
性別はもちろん年齢も関係ありません。

開成町の新設小学校、開成南小学校が開校した時の教育理念は地域との連携でした。
小学生が地域と関わりを持って学びを深めようとしました。


15日の開成町の平和の集いでは元開成南小学校長も登壇されました。
退職後地域との連携のアドバイザー的な役割を担っているということでした。

戦争体験も当然テーマのひとつだと話してました。
子どもたちはSNSが得意なので学んだことを発信して欲しいとお願いしました。

神奈川県の現役の職員の方もパネリストでした。
居住自治会で戦争体験をまとめる取り組みをされました。

事務作業に通じている公務員の方がこうした事業に関わることは頼もしいです。
公務員ボランティアのひとつの理想形です。

神奈川県遺族会の代表の方もいられました。
肩書が青年部長となっていましたがどう考えてもしっくりきません。

ご本人が昭和32年生まれと言いながらこれでも青年部長ですと自己紹介されてました。
遺族会の高齢化を象徴しているといえますが意気盛んでした。

”語り部”育成に努めると宣言してました。
厚生労働省が”語り部”育成に熱心で予算を大幅に増額しているとのことでした。

モデル的な事業を神奈川県遺族会の方から提案できれば財源が保証されます。
知恵を絞るのに相応しい目標です。

開成町遺族会も挑戦したいものです。
昨日のブログで紹介した県立足柄高校歴史部に期待します。

大学が無い地域にとっては高校は地域のミニ大学です。
高校生が自ら学んだ戦争の史実を”語り部”となって小中学生に語るのはどうでしょう。

児童生徒も一緒に調査に参加できればもっと良いです。
そこに保護者も加わればちょっとした一大イベントとなります。