水源地足柄と水の消費地川崎との交流を深める!

神奈川県西部を流れる酒匂川の水は横浜や川崎に送られています。
水を通じて深いつながりがあります。

しかしどこから飲料水が来ているかに関心は薄いと思います。
命の水がもたらしてくれる絆なのに残念です。

歴史と音楽で交流を深めることにしました。
昨日足柄の歴史再発見クラブの面々ら12人で川崎の歴史探訪をしました。

テーマは田中休愚でした。
休愚は1707年の富士山宝永大噴火後の酒匂川の洪水を収めてくれた大恩人です。

川崎宿の名主で疲弊していた宿場の再生を成し遂げました。
江戸幕府の8代将軍徳川吉宗に見い出されて酒匂川の難工事にあたりました。

川崎市民ミュージアムの学芸員と1時間余り懇談が出来ました。
休愚が酒匂川の治水で大活躍した事実はあまり語られてないとのことでした。

しかし年間60回も小学校などに出向き田中休愚の治水について出前授業をされているとのことでした。
私たちもお手本にしなければと思いました。

休愚が手掛けた酒匂川の堤防の修復から来年で300年なので開成町でシンポジウム開催します。
川崎市民ミュージアムからも参加して欲しいと要請しました。


田中休愚の治水は市長が足柄地域に出向き窮地を救ってくれたようなものです。
福田川崎市長を表敬し現代の休愚にお会いでき光栄だと伝えました。

川崎市は水源地の山北町との交流に積極的です。
同行していた池谷山北町議は交流をもっと盛んにしようと熱かったです。

歌のプレゼントもしました。
会員でもあるソプラノ歌手の橋本京子さんが童謡赤とんぼを披露しました。


ピアニストの小澤由美さんも同行しました。
2人は10月15日にミューザ川崎シンフォニーホール市民交流室でコンサートを行います。

水をテーマにしたプログラムです。
詳しくはこちらをご覧ください。ashigara-kawaakiconcert

水源地と水の消費地が関係を深めることはオール神奈川への第一歩です。
神奈川県を挙げて取り組む課題です。