東京一極集中の是正は京都への遷都が決め手

日本の人口減少が急ピッチです。
鳥取県の人口よりやや多い55万人減って1億2433万人となりました。

全国まんべんなく減っているのではないところがみそです。
東京が0.65%千葉が0.02%人口が若干増え神奈川と埼玉も人口減少幅はわずかです。

日本人だけに絞ると秋田県の人口と同じ90万人減少です。
増えているのは東京のみです。

学ぶ場と働く場が豊富にあって活気もあり給与も高いとなると首都圏に人は集まります。
首都圏以外の人口減少地域はこの重い現実を受け止めないとなりません。

自治体の首長は再び高度成長時代がやって来るかのような幻想を捨て去ることが大原則です。
特に新たな公共施設の建設には慎重な検討が必要です。

人ものカネが東京に集中する現象は自然に起こったのではなく人為的です。
徳川家康が幕府を江戸に定めた政治決断がありました。

続いて明治維新後の新政府は皇居を江戸に定めて東京にしました。
江戸が東京に変わったことが決定的です。

江戸幕府以来権力の中心であった地域が万世一系の権威もまとうことになりました。
東京は権力と権威を手中に収め盤石となりました。

経済があとからついてくるのは自然の流れです。
政治決断が今日の東京を創ったと結論付けてよいです。

首都圏一極集中は政治決断があれば是正できるということです。
歴史を反転させればよいです。

権力と権威、両方を分離させればよいことになります。
常識的に考えれば権威である天皇が京都にお戻りのなるのがいちばんです。

天皇が京都に戻られることは衰退する関西を活気づけることは間違いありません。
日本に東京とは別にもうひとつの目玉が再生します。

皇居は江戸城に戻ることとなり国民に身近な存在として活用できます。
とりわけ大規模災害時の救援基地として部分的に活用が考えられます。

関西が活気づけられ東京の安全が向上するとなれば一挙両得です。
このぐらいの手を打たないと東京一極集中は是正できません。