8月15日開成町遺族会主催パネルディスカッション開催
遺族会と聞いて”活発”というイメージを抱く人は少ないでしょう。
開成町遺族会の実情を知っている方は違うはずです。
戦争体験を語り継ぐため多彩な活動を行ってます。
冊子やDVDといった記録物の刊行も盛んです。
私も叔父が太平洋戦争で学徒動員され戦死し遺族会の会員です。
戦争体験者ではありませんが親から引き継いだものです。
戦争世代からの世代交代が活動に新たな息吹を吹き込んできました。
私が町長だった町制50年の年は終戦60年の活発な活動が行われました。
かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷が再生したのを機に開成町に疎開された横浜の方々を招きました。
苦しかった体験を語ってもらい学ぶ機会にしました。
『語り継ぐ戦争の記憶』という題名で冊子を刊行しました。
開成町内の戦争体験者へ小学生が聞き取りした記録が掲載されてます。
2017年8月遺族会の平和の集いのゲストに呼ばれました。
父親の太平洋戦争最終段階でのソビエト軍との闘いとその後の抑留について話しました。
2023年3月には遺族会の役員の方々が町内に残る戦争遺跡を調査されました。
私が父の死後1989年に菩提寺に建立した慰霊碑も見学してくれました。
ソビエトとの激烈な戦闘で千人を越える部下が戦死しました。
戦争で死ぬために生まれて来た世代がいることを忘れるなとの父の遺志を形にしました。
南足柄市に外国人捕虜収容所があって『異人館はショコラ色』という本になってます。
この本の朗読劇の上演を複数回実施してます。
今年はパネルディスカッションを行います。
終戦の日の午後1時半より開成町民センターです。
私がコーディネーターを務めます。
遺族会活動だけでなく小学校での学びや町民の取り組みを紹介します。
地域の高校生による戦争の歴史の探求を直接語ってもらいます。
会場の皆さんともやり取りします。
戦争の実体験者が減少する中でいかに戦争体験を語り継ぐかを考えます。
お時間のある方是非ご参加ください。