富士山噴火に備え酒匂川の河川整備の総点検を

昨日は関東大震災から102年、防災の日でした。
ついこの間、震災100年の節目の年だと思っていたらもう2年が過ぎました。

南海トラフ地震や首都直下地震のリスクは高まってます。
対応に手間取っていると瞬く間に時間は過ぎ手遅れになります。


足柄の歴史再発見クラブは足柄地域に残る関東大震災の遺構を調査し記録に残しました。
『関東大震災のあとをめぐる』で昨年6月に出版報告会を行いました。

クラブとしてはこの冊子を活用し震災の語り部を目指してます。
実際に体験してなくてもきちんと調査し自分ごととして捉えれば語り部になれます。

内閣府が富士山噴火時に想定される被害のCGを公開しました。

東京や横浜など人口が集中している大都市の被害に関心が向く恐れがあります。
富士山周辺地域の甚大な被害が見落とされることがあってはなりません。

300年前は砂が降り注ぎ酒匂川は大洪水となりました。
現在の酒匂川の整備水準で安心できるのか地域住民として気がかりです。

富士山噴火の被害想定とともに酒匂川の整備水準の総点検を求めたいです。
早急に必要な改修の検討を進めて欲しいです。

県で手に負えない工事は国が主導権を取って行うことが必要です。
一時的に国の直轄工事を導入することが現実的です。

これは酒匂川の国管理いわゆる1級河川化を求めているのではありません。
流域の中心都市の小田原市が指導力を発揮し県と協力して国の援助を求めるものです。

県だ国だと河川管理をめぐり対立していては河川整備は遅れるだけです。
そんなことに時間を費やすより協力し合って整備を進めるのが地域住民のためです。

小田原市長が流域市町と連携を取って動くことが断じて必要です。
一致結束がなければ対処できません。

富士山噴火の緊急事態の時にほぞをかまないようにしてもらいたいです。
加藤市長の行動を期待します。