立民がオワコン化から脱却する道
参院選で立民の獲得議席は22議席で横ばいでした。
敗北です。
自民逆風の中で批判の受け皿となれなかったわけです。
これを敗北と言わずして何を敗北と言うのでしょうか。
自民の大敗があまりに目立つものですから厳しい評価から逃れられたに過ぎません。
それなのに昨日の常任幹事会で”事実上”敗北と総括しました。
立民のオワコン化が進んでます。
労組に依存し自民との駆け引きばかりに目が向く体質に有権者はそっぽを向いているのです。
とりわけ現役世代や若者の支持は惨たんたるものです。
さび付いた過去の遺物と見られています。
自民以上に危急存亡の危機を迎えているとの認識を共有しないとなりません。
政権交代など夢のまた夢です。
改革の方向はふた方向あります。
ひとつは地域密着の政治の流れを確立することです。
労組組織だけに頼るのではなく自ら地域の有権者との接点を持つことです。
一般人が労組員が主導する運動に参加するのは敷居が高いです。
立民議員の方から選挙区に飛び出してどぶ板選挙を展開するのが改革の第一歩だと思います。
ネット時代に逆行していると考えられるかもしれませんがそれは間違いです。
バーチャルな時代だからこそリアルで勝負が立民の生きる道です。
人気の参政党や国民民主と同じ土俵で戦っていては埋没するだけです。
風に頼らず選挙に勝てるよう体質改善の努力が必要です。
足で稼ぐ泥臭い選挙への転換が立民改革の第一歩だと思います。
もうひとつは政権交代を目指すというのならば政権交代にふさわしい理念と政策が不可欠です。
政権構想なしに政権交代なんてありえません。
他党と連合政権を組むことを志向する場合でもそれは同じです。
基本政策に折り合いをつけ連合政権構想を打ち出さなければ投票したくてもできません。
どぶ板選挙と政権構想、このふたつが立民が再起するための2大条件だと思います。
SNS戦術や自民との駆け引きで存在感を示そうと目論んでも支持は得れません。

