続・103歳の大往生


母の103歳の大往生をブログで報告しました。
多くの皆様からお悔やみの言葉をいただきました。感謝申し上げます。

人生100年時代を先取りした立派な生きざまでした。
元気で長生きできた理由を改めて見つめ直してみます。

最も大切なのは気構えです。
根性が違いました。

90代半ばで洗濯物を干している時に骨折しました。
施設に入所しても自力で歩くことにこだわりリハビリで復活しました。

気を強く持つことは長生きの土台のように思います。
精神の強さがあって身体の強さも活きてきます。

身体の頑健さについてはブログで書いたように農作業のたまものです。
入所するまで草むしりは続けていました。

生活の中で身体を動かし続けていれば効果抜群だということです。
全ての人にとって教訓になると思います。

掃除とか片付けでも良いわけです。
ルーティンにすることが大切だということだと思います。

母を見ていると認知機能については特段の注意が必要だというのが結論です。
頭がしっかりしていたことが母の人生を延ばしました。

生き字引というか記憶力が優れていました。
過去の冠婚葬祭について聞けばすぐに反応がありました。

この手の義理を果たすことについて世話をやくのが仕事でした。
妙な言い方になりますが生きがいだったかもしれません。

新聞は丹念に読み込んでいて世の中の情勢は正確に把握してました。
90代までその習慣は続いていたのは驚きです。

パズルなどのドリルも好きでした。
認知機能が大切なことを意識して鍛えていたと思います。

絶対に必要なことは楽しみがあることです。
母の場合はずっとそばで一緒にいた姉の3人の子どもとの触れ合いが何よりの楽しみでした。

姉は56歳と若い年齢で病を得て親より先に死去しました。
忘れ形見である孫たちは至上の宝物だったはずです。

孫なら最高ですがそうでなくても子どもと触れ合える環境づくりは高齢者を元気にします。
福祉政策としてもっと力を入れて良いです。