よそ者論
まちづくりに変化をもたらす3大要素があります。
よそ者、若者、ばか者です。
よくできたものでこの順番で考えるのが正しいと経験上言えます。
最初にかかげられているよそ者が変革をもたらすうえで最も大切です。
若者の前のめりさは魅力的ですが危うさが伴います。
無我夢中になれるばか者の情熱は人々を喚起させますがこちらも危うさがあります。
よそ者はそうした熱狂ではなく他者の視点というか冷静さを持っているのが強みです。
よそ者は即戦力であることが多いです。
ユニークな取り組みをされている方の出身を伺ってみると移住者というのは日常茶飯事です。
よそ者にいかにまちづくりに参画してもらうかはまちづくりの成否を握っていると考えます。
地元生まれ地元育ちの発想を超え新鮮な視点を持ち合わせています。
まちづくりに積極的に参加してもらえば強力な戦力となります。
発展する地域はよそ者に対しての敷居が低いというのが体験的に得た結論です。
開成町は典型的な町です。
2年前の町議選では帰国子女の清水友紀さんが断トツのトップ当選でした。
開成町の政治風土を表している顕著な事例だと思います。
富士フイルムをはじめ超一流企業に勤務される移住者がまちづくりの水準を底上げしてます。
移住者の能力を活かすことなくよそ者だというだけで排除することはまちづくりを停滞させます。
つい先日松田町在住の富士フイルムのOBの方からブログに関する感想が届きました。
足柄地域のまちづくりの課題を的確に把握されていることに舌を巻きました。
こうした頭脳を活かさない手はありません。
あまたの人財を埋もらせているのではないかと思えてなりません。
首長の方から積極的に意見を求めていく努力が必要です。
SNSをはじめネットには精通されている方ばかりですのでアプローチはしやすいです。
よそ者の能力を活かすことはまちづくりのイノベーションへの端緒になります。
井の中の蛙にならないためにも必要です。