瀬戸屋敷20年
今年は重要な節目の年が重なってます。
昭和100年で戦後80年です。
自民党の結党は1955年11月で私の誕生月と同じです。
自民党は11月で70歳で私も古希です。
開成町も同じ年の生まれで今年は町制70周年です。
開成町にはもうひとつ大切な節目があります。
今や開成町のランドマークとなった感がある古民家の瀬戸屋敷が再生して20周年です。
町長時代の2005年町制50周年の一大事業として取り組みましたが立派に成人しました。
10月11日に記念イベントがあります。
インタビュー映像を撮りたいと瀬戸屋敷より要請があり4日収録しました。
瀬戸屋敷の囲炉裏を囲んで行いました。
30分ほど質問に答えました。
瀬戸屋敷を再生したいちばん最初の思いは何ですかと聞かれました。
開成町が一番苦しかった時の歴史を知っている建物をよみがえらすことですと答えました。
瀬戸屋敷は300年の歴史があります。
1707年の富士山噴火後の酒匂川の大洪水に耐え乗り越えました。
再生工事の際に地面を掘ると洪水で流れてきた噴火の砂が地層にくっきりと残ってました。
標本にして土蔵に展示したのはこの歴史を町民と共有したかったからです。
いちばん心掛けたことはと問われました。
建物を飾り物にしないことと即答しました。
みんなの我が家というキャッチフレーズは永遠に不滅です。
みんなで活用してこそ建物は輝きます。
子どもたちが学びの場として大いに利用して欲しいです。
教育のまちの看板施設となることを期待します。
瀬戸屋敷に集うと新鮮な学びがあると感じられるような質の高いイベントが欲しいです。
新たな価値の発信につながる場として瀬戸屋敷の存在価値が高まることを夢見ます。
瀬戸屋敷は今は民間企業が運営を請け負い新たな発展のかたちを模索してます。
外国人観光客も増えてきてます。
江戸時代の伝統を今に活かす瀬戸屋敷文化を発信するチャンス到来です。
世界を視野に入れて挑戦して欲しいです。