モダンクラシカルなまちづくり
女性向けのファッション誌の新聞広告に目が留まりました。
”モダンクラシカル”とありました。
ファッションの潮流のようです。
”華やかな品格”をまとうと書かれてました。
これからのまちづくりの指針になりうると直感しました。
現在の開成町のまちづくりの指針”田舎モダン”を越える発想です。
私のまちづくり理論の根っこにあるのはイノベーション=創新です。
かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷の再生はその典型的な表現でした。
古い建物を現代によみがえらせて未来を拓くことです。
古い建物を活用することが新しい未来を拓くという考え方に立ってます。
”モダンクラシカル”と同じ発想です。
伝統を重んじながらそこに留まるのではなく新しい現代的価値を生み出す挑戦です。
さらに”華やかな品格”をまとうことができれば最高です。
ワクワクしてきます。
この手の取り組みは行政より民間企業の方が得意です。
瀬戸屋敷は民間企業の指定管理となってますのでモダンクラシカルな展開を期待します。
開成町は北部中部南部の3分割でまちづくりを考えてきました。
まちづくりのグランドデザインを考える際に非常に有効な発想方法です。
北部はクラシカルな方向に舵を切り南部の新興エリアはモダンを重視するといった具合です。
公共施設が集中する真ん中がモダンクラシカルなまちの象徴となります。
町役場はモダンクラシカルという観点から見る問題点があると思います。
庁舎の環境性を重視したという点はモダンですが伝統を。
ロビーは空間ばかりが目立ちます。
せっかくの豪勢なロビーをもっと活用して華やかさと品格を感じさせる工夫が不可欠だと思います。
期待は新図書館です。
伝統と未来を感じさせる建物と外観にふさわしい中身を構想することが必要です。
役場近くに土地は用意してあるのですから腰を据えて検討して欲しいです。
瀬戸屋敷のように300年続く図書館構想を”オール開成”で考える時です。