忘れてはならない日

今年は戦後80年です。
10年ごとに節目を刻むと考えると普段の年よりより真剣に戦争に向き合う必要があります。

1945年8月15日の終戦、8月6日広島と9日長崎への原爆投下は断じて忘れてはなりません。
3月10日の東京大空襲、6月22日の沖縄での地上戦が終結した日もそうです。

長崎原爆の日と同じ8月9日ですがソビエトが日ソ中立条約を破棄し侵攻をした日も忘れてはなりません。
旧満州国で多くの市民が犠牲になり60万人がシベリア抑留の悲劇に巻き込まれました。

日米開戦の1941年12月8日はなぜ開戦を防げなかったかを考える日です。
政府はアメリカとの戦争は敗戦必至との研究結果を無視しました。

1931年9月18 日の満州事変、1937年7月7日の盧溝橋事件の日もです。
日本は旧満州への軍事侵攻から日中戦争の泥沼へと陥っていきました。

戦争にかかわる日だけに限りません。
国民全体が忘れてはならない災害があります。

1923年9月1日の関東大震災の発生日は最も有名な日です。
防災の日とされ政府は毎年防災訓練を行ってます。

一昨年は発生から100年の節目ということで様々な催しがありました。
私が関わっている足柄の歴史再発見クラブでも冊子を刊行しシンポジウムを行いました。

2011年3月11日の東日本大震災も記憶に刻み込む必要があります。
津波による甚大な被害に加え福島県の原子力発電所が爆発しました。

日本の存亡の危機だった事実は軽視できません。
のど元すぎればといった態度は許されません。

今年私の住む自治会の夏祭りは8月9日でした。
ある方から長崎の原爆の日であることをわきまえていないとの意見をいただきました。

イベントの中止を求めているのではありません。
長崎の原爆の日であることを伝える努力が必要だとの意見です。

確かに楽しいイベントができるのは平和だからです。
それがままならなかった時代があることを再確認するのは責務だと思います。

記事

前の記事

自民党総裁選を読むNew!!