6日、7日、日中関係を考える二日間

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(写真は2013年5月中国殷墟で開催され日中青少年書画展)

小田原を中心とする西湘日中友好協会は、日本有数の歴史を誇る団体です。きょう午後、小田原市民会館で創設45周年の総会とパーティーがあります。

45周年を機に規約を見直しています。わかりやすい表現に改めています。前文に日中友好の一点で結集する国民的組織だと書かれています。

具体の事業としては交流の促進が強調されています。実際に日中の子供たちの書画展を企画し実践されています。昨年5月には世界遺産の殷墟で開かれました。

今日の総会では、小田原箱根商工会議所の鈴木悌介会頭が講演されます。国際交流について話されます。鈴木会頭は、小田原かまぼこの老舗鈴廣の副社長です。

経済人が日中友好、日中交流に意欲を持って取り組んで下さることを期待して止みません。国際観光の振興にもつながることは言うまでもありません。

(写真は、周恩来首相と会談する岡崎嘉平太 岡崎嘉平太記念館ホームページより)

7日の午後6時半から横浜駅西口のかながわ県民センターで日中国交正常化に命を賭けた経済人、岡崎嘉平太に学ぶ会があります。

元神奈川県知事の久保孝雄さんと横浜日中友好協会の飯田助知さんが共同代表で私が事務局長です。岡崎嘉平太の真心が伝わる催しにしたいです。

2007年にNHKスペシャルで放映された岡崎嘉平太の生涯を追った番組を視聴した後、岡崎さんの子息の眞さんに父を語っていただきます。

その後は、会場との意見交換です。岡崎嘉平太は周恩来中国首相との深い絆で日中国交正常化の礎を築きました。とてつもない偉業だと思います。

周恩来首相が「中国に飲水思源、いんすいしげんという言葉があります。水を飲む時は井戸を掘った人を思えという意味です。

「岡崎さんは日中国交正常化の井戸を掘った人です。」と岡崎嘉平太を称したということです。いかに周恩来首相が信頼していたかがわかります。

岡崎嘉平太は政治家でも外交官でもありません。全日空社長などを務められた経済人です。でも日中関係の歴史にその名を刻みました。

岡崎嘉平太の真心が時代の歯車を回し両国に横たわる溝に橋を架けたのだと思います。日中関係が険悪な今こそ岡崎嘉平太に学ぶ意義があると思います。