民間交流で日中間の溝を埋めよう!。
昨日、西湘日中友好協会の45周年記念の総会と懇親パーティーがありました。会場は、70人が定員でしたが、完全に満席、関係者は立ち見でした。
西湘日中友好協会は日本でも最も古い協会の一つです。女性の方々が中心を担っているのも特色です。昨日も、女性の方々が仕切っていました。
(写真は、中国大使館孟一等書記官)
来賓では、中国大使館から友好交流部の孟素萍一等書記官、県日中友好協会の牧内会長、牧島衆議院議員、首長では、加藤小田原市長と府川開成町長が参加しました。
記念講演は、小田原・箱根商工会議所の鈴木悌介会頭が行いました。3・11について触れられました。鈴木さんは若手経営者のネットワークを持っています。
(写真は、小田原・箱根商工会議所 鈴木会頭)
震災直後、知人の気仙沼の経営者に電話を入れました。救援物資を送りました。食料の次に送ったのが靴であったというエピソードを紹介していました。
被災地の方々を箱根の温泉で長期に渡って受け入れようと試みたということです。実現しませんでした。現地行政との連絡調整が上手く行かなったということです。
鈴木会頭は行政組織は、平時は上手く機能するようにできていますが、いったん事が起こると柔軟に対処できない弊害があると指摘していました。
そうした行政の欠陥を補うのが人と人とのつながりです。人脈がモノを言います。遠く離れていても一発でつながることができ行動に移せます。
鈴木さんは外国との関係も同じではないかと言われていました。お互いが信頼感を持ってつながっていればイザという時に役立ちます。
どれだけそうした人脈を持っているかです。ですから民間の交流は極めて大切です。特に、政府間の関係が極めて悪い中国との間ではそうです。
どんどん交流して互いが目に見えて信頼感を得ることができれば対立を望む訳がありません。何より平和を求め、経済や文化の交流を進めようとします。
(写真は、変面)
講演会の後、太極拳を学んでいるグループによる演技がありました。その後は、中国四川省の伝統芸能変面が披露されました。迫力があり大喝采でした。
新横浜などで中華料理店を経営している私の知人の中国人経営者が招いてくれました。演技の後、多くの人が演技者に握手を求めちょっとした日中交流の場となりました。