一に高市 二に小泉 三四がなくて五に林

1日のブログで日経新聞の世論調査に基づいて国民世論の右傾化を述べました。
自民党総裁選挙の党員投票で高市さんに有利に作用すると書きました。

結果は予測をはるかに上回るものでした。
31の都道府県でトップで投票した党員の40%が高市さんでした。

日経の世論調査は自民党員に限ると小泉さんが逆転していると報じていました。
結果は真逆でした。

NHKは党員投票で高市さんがやや有利と報じてましたが圧勝でした。
またもやマスコミ各社の調査報道の不正確さが露わになりました。

国会議員の得票も高市さんは予測を上回りました。
1回目の獲得票は64で30から40との事前予測との差は顕著でした。

党員投票で高市さんが差をつけて優勢だったことが影響したのだと思います。
国民世論の右傾化が党員投票に、その結果が国会議員投票へと伝播したと見てます。

高市総裁となり路線がはっきりしました。
基本的に安倍路線回帰によって自民党を立て直す方向です。

積極財政とタカ派路線が強まると見ます。
腰が引ければ看板に偽りありとなってしまうからです。

日経の世論調査では国民民主との連立への期待が高いです。
連立工作を積極的に仕掛けると思いますので注目です。

小泉さんは失速でした。
一本釣りの多数派工作が活発でしたので国会議員票は圧勝かと思いました。

80票にとどまり2位の林さんと8票差高市さんと16票差は意外でした。
党員投票結果を見て鞍替えした議員もいたはずです。

いちばんの敗因は未熟さです。
次いでスキャンダルが相次いだことです。

林さんは善戦ですが国民世論の右傾化の潮流に抗すことはできませんでした。
党員投票で高市さんに57票も差をつけられたら決選投票に残れません。

私は当初一に林 二に小泉 三四がなくて五に高市と書きました。
林さんに熟議の政治を期待しました。

しかし国民世論の右傾化は期待を吹き飛ばしました。
安倍総理時代のように右傾化の潮流が政治を動かし出しました。