小田原鉄道歴史研究会講演会より
12日小田原鉄道歴史研究会の講演会に参加しました。
20人ほどの参加者でしたが研究会の活動のまじめさが伝わる催しでした。
松田町の立花学園高校とコラボしている点に注目しました。
立花学園の地域活動に熱心に取り組んでいる姿勢に感心しました。
2人の高校生が発表しました。
沼津と東京を結ぶ直通列車の本数の低下に着目する研究が気になりました。
JR東海とJR東日本をまたがる在来線区間の課題です。
新幹線に負けない特色のある中身がないと乗降客は伸びません。
花のお江戸と直結していることは魅力です。
通勤通学以外の斬新なアイデアが欲しいので高校生の柔らかあたまに期待です。
伊豆箱根鉄道大雄山線はあす15日が創設100周年の記念日で19日に式典があります。
芹沢彰裕さんが講師を務めました。
関東大震災の直後に開通ですので並々ならぬ情熱を感じます。
大雄山最乗寺への参詣を求める乗客の情熱のたまものでした。
3ルート検討されていたことを初めて知りました。
大雄山駅から今のJR東海松田駅、開成町の古田島地区、それと現在のルートです。
京都の叡山電鉄も今年100周年でイベントを通じた交流を行うとのことでした。
観光立国日本の象徴京都の参詣電鉄会社との交流は新たなる展開を予感させます。
乗降客数が減少傾向であることが説明されました。
富士フイルムが沿線にある工場の機能を縮小したことが大きいです。
反転攻勢は住む人を増やすのが最強の一手です。
私は新駅の設置と住宅開発を問題提起しました。
近隣自治体と電鉄会社が力を合わせれば夢物語ではありません。
最大の課題は挑戦する強い意志です。
開成駅の場合は本格的に駅の誘致に動き出してから開業まで20年かかりました。
開業から駅周辺の開発が始まるまでさらに20年。
やりきる意思があれば新駅開業と周辺開発が現実になることの証しです。
講演会には伊豆箱根鉄道の社長がお見えになっていましたのでぜひ検討して欲しいです。