NHK報道の刷新を

10日前に突然テレビが映らなくなりました。
テレビが視れなくなって代わりに新聞を読むようになったかというと違います。

パソコンを開く回数が増えました。
ヤフーニュースをはじめネット報道を見るためです。

多くの方はスマホでしょうがいずれにせよネット情報です。
新聞を取り巻く環境は厳しいことを自ら実験した気分です。

ネットで情報を得ようとするとバイアスがかかります。
ヤフー画面に飛び込んでくるのはスポーツ新聞ネタからの引用が多いです。

興味をそそる記事が重大であるかのような錯覚に囚われる危険性があります。
政治など堅いジャンルで問題の本質が伝わらない理由だと思います。

公共放送NHKの役割が大きいと考えます。
スポンサーに依存せず不偏不党で正確な判断材料を視聴者に提供するのが任務だからです。

NHK ONEなる新たなネットサービスが今月始まりました。
鳴り物入りのスタートでしたが最初から登録をめぐってつまづき会長が謝罪してました。

ヤフーなどに対抗できるだけの吸引力を持つかと言えばだん違いです。
中身が表面的な評論めいた報道ばかりでは誰もくいつきません。

昨今力を入れているのはキャスターによる直撃インタビューです。
事情に精通していない人物が問うたところで真相はえぐれません。

地べたを這う取材からのスクープが欲しいです。
岩田朋子さんという元NHK記者で今は民放のコメンテーターをしているジャーナリストがいます。

ポスト菅を争った4年前の総裁選で勝利した岸田元総理の隠密行動をすっぱ抜きました。
密かに安倍晋三元総理邸を訪問してました。

こういった報道が本物の政治報道です。
いつでもだれでも語れるような解説を聞かされても意味ありません。

岩田さんはNHKを離れました。
出来の悪い男どもの嫉妬で居ずらかったと勝手に推測してます。

岩田さんのような記者を抱えられるNHKでなければなりません。
ネット時代だからこそ卓越した取材力が必要です。