草刈りから学ぶまっとうな政治
ボランティアグループで開成あじさいの里の里親となってあじさいを管理してます。
全長200メートルで結構骨が折れます。
今年は猛暑で9月まで草刈りができませんでした。
雑草が生い茂りひどい有り様になりました。
10月に入り暇を見て草刈りを続けました。
ようやくみっともない状況を脱しました。
つる性の雑草がはびこり出すと手を焼きます。
成長力が半端でなく5メートル10メートルとつるは伸びていきます。
あじさいに絡まると全体を覆いつくします。
タコがエサを飲み込むかのような状態になります。
つるは勢いが弱った老木により覆いかぶさり勢いのあるあじさいにはあまり向かいません。
元気だと避けるかのようです。
強力な草刈り機ならつるに負けずに切り取ることができますが弊害があります。
あじさい本体まで傷つけてしまいがちです。
あじさいの周りは草刈りかまで手作業で行うしかありません。
骨が折れます。
つる性の雑草との闘いを続けているとまちづくりの難しさがふと頭をよぎります。
より良いまちづくりを進めるためには住民の理解と協力が無ければ全く進みません。
つるのような厄介な反対運動が起きるとリーダーがいくら笛吹いても踊ってくれません。
つるを除去するのが難しいのと同じでいったんこじれると話し合いは一筋縄ではいきません。
早い段階で丁寧な説明を行い情報公開することがいちばんです。
そこが不十分であつれきが生じたとしてもきめ細かく説得作業を重ねるしかありません。
この手間を惜しみ一気に変革しようとすると抜きさしならぬ対立を引き起こします。
住民間に断絶をもたらしまちづくりは進みません。
たかが草刈り、されど草刈り。
地べたをはうと学ぶことは多いです。
大上段に振りかざして天下国家を論じるだけが政治ではありません。
地に足を着けた視点を持たない空疎な議論は危険です。
永田町の皆さんにも草刈りお勧めです。
まっとうな政治を取り戻すヒントが必ず見つかるはずです。