川崎市議補選から早期解散の可能性を探る
26日投開票の川崎市議補選は高市総理誕生後の政党の勢いを見る指標です。
対象となった選挙区は川崎の中心地の川崎区です。
自民党の女性市議が市長選に立候補したため空席を埋める選挙でした。
自民維新立憲共産社民の候補者で1議席を争いました。
2023年の統一選の時と比較してみます。
2年前は定数9に13人が立候補してますので単純に比較はできません。
しかし勢いはわかります。
自民は2年前2人で1万6千票今回はひとりで2万弱です。
高市新総理誕生の効果があったと見て差し支えありません。
投票率は8パーセント以上下がっているにもかかわらずです。
連立相手の維新も勢いを感じます。
2年前2人で9千3百だったのが1人で1万3千5百です。
神奈川維新の顔が川崎が地盤の松沢前神奈川県知事であることを考慮しても伸びています。
連立の相乗効果と見て良いと思います。
立憲は前回5千3百票で今回は1万1千あまりでした。
激増に見えますが前回立候補し5千3百票を得ていた国民民主が出ていません。
この点を割り引くと横ばいか若干上向き加減かといったところです。
自民と維新とは異なります。
共産は7千6百票です。
前回2人で1万票近く取ってましたので退潮傾向は顕著です。
川崎区は共産党が強いことで知られる地域です。
ここで退潮傾向に歯止めがかかっていないということは深刻です。
注目は候補者がいない公明です。
前回は2人で1万2千7百票です。
公明票どこに行ったのでしょうか。
投票率が下がったということは投票していないことが大いに考えられます。
期日前投票者の減少は公明票と密接だとにらんでます。
公明票は固く期日前投票の割合が高いと見て間違いないです。
19日時点の数字ですが3757人で2年前より713人少ないです。
公明の期日前投票者の減少が反映していると見ています。
補選結果は公明抜きでも自民は勝てると出ました。
年末解散の誘惑が首をもたげる可能性が出てきました。

