「アメリカのポチにならない、中国の食い物にならない、ロシアにだまされない」
11月1日は政界の暴れん坊として名を馳せた亀井静香さんの誕生日、89歳になられます。
意気軒昂です。
高市総理にかみしめてもらいたい亀井さんの格言があります。
みっつの「ない」です。
亀井さんらしく率直な物言いです。
しかし的を射抜いてます。
3番目から行きます。
「ロシアにだまされない」です。
異論ないでしょう。
ロシアの狡猾さはアメリカのトランプ大統領も手を焼いてます。
ウクライナ和平をめぐってトランプ大統領を振り回してます。
約束を破って素知らぬ顔です。
1945年8月9日日ソ中立条約を一方的に破棄して対日参戦したことを忘れてはなりません。
北方領土は強奪されました。
2番目は「中国の食い物にならない」です。
中国は武力行使には慎重です。
経済力で身動きの取れないようにします。
アメリカは中国がレアアースを取引材料に繰り出す経済交渉に苦しんでます。
中国との経済関係の強化はリスクが潜んでいます。
細心の注意が必要です。
最後はアメリカのポチにならないです。
日米首脳会談での高市総理の振る舞いはポチだったのか否か…。
高市総理としては日米同盟の黄金時代を創るためとなります。
しかし見ようによってはポチがはしゃいでいるようにも見えます。
アメリカから厳しい要求が繰り出されている段階ではありません。
高市総理の真価が問われるのはこれからです。
じゃれているように変装してトランプ大統領のハートをつかむのも策の一手です。
安倍元総理をことのほか前面に出したのもトランプ大統領をくすぐるためでしょう。
しかし相手は1972年の米中国交正常化を日本の頭越しにやる国です。
じゃれたりくすぐったりしているだけでは安心材料になりません。
日本の真の国益とは何かを基本に据えていないといざという時に対処できません。
日本の為政者が保つべき究極の基本精神は「再び戦争をしない。」です。
この原点を持っていればアメリカと戦略関係が築けます。
無ければ利用されます。

