少数与党時代の野党の責任について
高市政権になって初めての予算委員会が進行中です。
高市総理は熱くなるタイプだと思いました。
台湾有事についての発言です。
タカ派としての立場が口を滑らせたと推測してます。
2度と戦争をする国にはしないという立ち位置から見るとこの発言は軽視できません。
野党は高市発言の真意を明確にする責任があります。
”責任ある積極財政”とは何かについて論議が重ねられています。
経済成長を目指しながら財政規律を守るという二兎を追う目標です。
両立はどう考えても難しいです。
どちらに立ち位置を定めるかを明確にするのが政治だと思います。
積極財政が主義主張であるのなら高市総理ははっきりさせる発言を期待します。
台湾有事については慎重に積極財政については踏み込んでがメリハリの付け方だと思います。
これは重要な基本スタンスです。
弱体化している日本経済は地政学のリスクに耐えられる強じんさはないと思うからです。
安全保障環境は外交を通じて可能な限り安定化を図り内政に注力するのが当然です。
外に向けて威勢のいいことを言えるほど日本はもはや強くありません。
経済の活性化に向けて財政出動は不可欠です。
課題はばらまくだけの無駄な支出をしないことです。
財政健全化目標の一定の緩和は許容範囲です。
野党は反対できません。
財源の手当てがないのに夢を語っているのは野党の方だからです。
自分たちで財政負担を求めていて財政規律を追及するのは論理矛盾です。
野党も共同で積極財政の責任を負うのが当然の成り行きです。
そうした政策実現のプロセスが野党の成長を促すと思います。
夢を語りっぱなしで後は野となれ山となれは許されません。
少数与党は野党が成長する試練の場だと思います。

