富士山噴火と大地震、小学生への出前授業来週からスタート
開成町の小学4年生への出前授業が始まります。
今月17日と21日日が開成南小学校来月1日と8日が開成小学校です。
対象は小学4年生で180人ほどです。
座学と現地学習2回に分けて実施です。

メンバーが児童が現地学習に訪れる現場の草刈りをしました。
今の子どもたち土手に駆け上ったりする体験をしていないので丹念にやりました。
足柄の歴史再発見クラブは故郷の災害の歴史を学び子供たちに伝えるため発足しました。
出前授業は原点です。
内閣府のコミュニティー防災教育のモデル事業の指定を受け補助金が付きます。
『増訂版富士山と酒匂川』『関東大震災のあとを歩く』2冊の冊子を4年生全員に配れます。
富士山噴火の危機が叫ばれてます。
富士山は活火山で牙をむくことがあることを押さえて欲しいです。

先人たちは噴火の砂で大地が覆われ大洪水に見舞われました。
不屈の精神で立ち上がりました。
関東大震災の時は開成町は建物被害が極端に少なかったです。
酒匂川のはんらんで砂れきが堆積していることが地盤の強さにつながっている可能性あります。
毎年1時間100ミリの猛烈な雨が降ります。
これまでの治水対策の想定を超えてます。

土手に刻みを入れ調整池を作り大水の時に水をためる治水方法があります。
かすみ堤と言われる江戸時代の古いやり方ですがこうした技術が現代でも役に立ってます。
科学が発達しているので万全と思い込んではいけません。
コンクリートの土手も計算外の大水に破壊されてしまうことがあります。
昔の技術が活きることはあるのです。
子どもたちにしっかり伝えます。

