デジタル難民続出を防ぐ
先日行きつけの都内の眼科を受診をしたら大変な混みようでした。
80代と思しき男性がマイナ保険証の操作ができずにいました。
スタッフは受診者の応対で手いっぱいでした。
私が手伝って無事完了しました。
ほっとした様子でした。
機械は相談に応えてくれないのでイラつきますよね。
足柄の歴史再発見クラブで内閣府のモデル事業の指定を受け準備を進めています。
提案書の作成作業が山ほどあり採択後も経過報告の催促があります。
すべてネットを使って報告で会議はリモートです。
内閣府のモデル事業を請け負ったのはNTT東日本です。
相手は軽やかにこなせるでしょうがこちらは難行苦行です。
デジタルに明るい知人に窓口を代わってもらいました。
知人も手を焼いていましたので国事業の報告作業は容易ではありません。
中身を充実させる気力が失せそうになります。
イベントの内容のやり取りをするのもネットを使います。
ネット操作の初歩的な技術が共有されていないと想像以上に大変です。
画像はファイルで送って下さいと依頼しても「ファイルって何」と聞かれます。
常識と思っていることを聞かれるほど面食らうことはありません。
当たり前を説明するのはエネルギーを要します。
直接会えばなんてことない作業ひとつをこなすのに時間がかかります。
デジタル技術は世の中に深く浸透してます。
対応する側の使いこなす能力は千差万別です。
健康保険証のように命に係わる分野はこの能力差を放置できません。
資格証の有効期間をかなり長くしないとデジタル難民が発生します。
官僚が机上の空論で考えるのではなく当事者の意見を踏まえないと危険です。
紙の保険証の有効期限が来月2日に切れるのを前に痛切に感じます。

