立民は高市内閣の高支持率におびえることなかれ
自民と維新の連立交渉のさなかに突如として衆院の定数削減が飛び出してきました。
自民が政治とカネの問題が前面に出ることを嫌ったからだと思います。
維新に手柄を与えないと決裂しかねません。
お土産が定数削減です。
身を切る改革が看板の維新としては改革の党を内外に訴える手段にできます。
連立合意となりました。
定数削減がすぐに実現するたぐいの話ではないことは自明です。
今度は手の込んだやり方で1年間の猶予をつけることを思いつきました。
話が付かなければ比例20、小選挙区25を削減すると法案に盛り込もうとしてます。
実際にできるかどうかわからない「から手形」をもっともらしく見せてます。
自民は維新との約束を守ったというポーズがとれます。
維新は有言実行の党だとのイメージを与えることができウィンウィンです。
具体的には決まっていないところがみそです。
自民内の反対派をなだめる手段に使えます。
一方で立民や国民、公明などの野党各党を話し合いのテーブルに乗せる材料にできます。
定数削減法案はあいまいさのゆえに取引材料となってます。
野党第一党の立民の振る舞いが重要です。
原点にもどって政治とカネの問題で押すのが常道です。
この問題が争点化するのを嫌い定数削減を打ち出してきた自民の下心を突く必要があります。
政治とカネの透明化法案の方が優先です。
企業団体献金の受け皿を制限することは国民公明が主導しました。
立民が加わるのですから圧力になります。
高市総理の高支持率におびえてはなりません。
自民の少数与党化は民意だった事実を思い起こして欲しいです。
立民がビビッて助かるのは自民です。
自民一強時代に戻らせたくないならば闘わなければなりません。

