高市政権が抱える3重苦~維新と中国、経済・財政~

13日の日経新聞一面のコラムは手厳しいです。
維新が仕掛け自民が飲んだ衆院定数削減法案をボロカスに叩いてます。
「時限爆弾法である。」。
1年経過しても合意が成立しなければ自動的に一定数を削減するとする法案のことです。
「時限が来たら問答無用で改変するなんてめちゃくちゃな話だ。」
「こんな無理筋をきくとは自民党も安く見られたものである。」
自民はくせ玉を放ったと見ます。
維新にしがみついたふりをして定数削減は先送りしようとの魂胆です。
政権入りの欲望を持つ維新はわなにはまったということです。
今になって騒いでも後の祭りともいえます。
支持率が低迷している維新は目立たないといけません。
会期末の17日までにひと波乱あるとにらんでます。
維新は衆院定数削減を連立入りの一丁目一番地にしてました。
政界は一寸先は闇ですので何が起こるかわかりません。
維新というまんじゅうを食べた自民党が支払わなければならない付けです。
この臨時国会は乗り越えたとしても維新リスクは続きます。
中国との関係悪化は一段と深まることは確実です。
中国が威信をかけて嫌がらせをしてくるのをしのぐのはメンタルが強さが必要です。
土俵に乗らないよう慎みが厳に必要です。
国民世論が冷静さを保てるかも重要な要素です。
経済財政面も厳しいです。
膨張する予算と国債に対して金融市場がどんな反応をするかという難問もあります。
極端な円安に振れるようだと物価高を招きますし長期金利上昇は財政不安に直結です。
高市政権、維新と中国それに経済・財政という3重苦を抱え年を越しそうです。

