演説の訓練はゆっくり話すことから

40代の経済研究者と雑談する機会がありました。
参政党の神谷代表は話が上手いと評価してました。

私も14日のNHK日曜討論を視ていて同じ感想をもったところでした。
神谷代表は難しい言葉を使ったりしません。

きつさがなく柔らかな感じの話し方です。
そして何より話す口調がゆっくりです。

私は参政党の主張に同調してません。
それでも聞く耳を持たせるのは技量です。

たかが話し方と見る向きもありますがされど話し方です。
いくら話す中身が充実していても理解してもらえなければ意味がありません。

理解してもらう最初の一里塚がゆっくり話すことだと思います。
話すのが職業である政治家にとって軽視できません。

37歳でNHKを辞めて政治の世界に転身を図ろうとして難儀したのは話し方です。
記者時代は決められた短い時間内にスピード感を持って話すのが習い性でした。

政治の演説の世界ではこのやり方は使い物になりませんでした。
めらめら燃えるように話しても何にも伝わらないと苦言を呈されました。


180度考え方を改めました。
まず訓練したのがゆっくり話すことです。

いくら詰め込んでもわかってもらえなければ話さないのといっしょです。
ゆっくり話してひとつでも理解してもらった方がよほど効果的です。

早口で話すくせが染みついてました。
立て板に水だと勝手に思い込んでいただけでした。

くせも心がけ次第で直ります。
習うより慣れろです。

さらに進化したければ子ども相手に話してみることです。
小学生でもわかるような演説が出来たら政治家として一流です。

小学生が納得できるならば高齢者まですべての世代に伝わります。
政治家の皆さんに子ども相手に話し演説の訓練をすることを勧めます。