自らまいた種は自ら刈る
高市総理の台湾有事発言後の政府対応に対し6割が支持し3割が反対してます。
NHKの12月世論調査結果です。
今後の日中関係を考えると先行き不安を感じる調査結果です。
まず何より歴史的経緯を踏まえず感情論が先行しているところです。
総理は国民が熱くなりがちな微妙な課題は慎重に扱わなければなりません。
高市総理はこの点で決定的なミスをしでかしました。
台湾問題は持論を控えておかなければならない課題の最たるものでした。
共産中国が神経をとがらしている問題に土足で踏み込んだ感じです。
しかも歴史的な経緯からは高市総理の方が分が悪いです。
台湾問題については共産中国の主張を理解し尊重するとして日中国交正常化しました。
原発の処理水問題と同じように中国が日本たたきをする格好のネタを与えてしまったのです。
自ら首を絞めてしまいました。
政府は高市発言はこれまでの日本の立場を変えるものではないとしてます。
これまでの立場とは台湾問題は平和友好理に話し合いで解決することを期待するものです。
高市発言は中国が台湾に軍事侵攻したら集団的自衛権で参戦もありうると受け取られる内容でした。
政府の説明は詭弁に近いです。
中国は高市発言の撤回をしつように迫ります。
厄介な国の代表みたいな中国といざこざが長期間にわたって続きます。
これに対抗し日本の反中国の国民感情も高まり双方の妥協の道はますます険しくなります。
しかしまいた種は自ら刈るしかありません。
中国にひれ伏すのではありません。
原点回帰で主導権を取り戻し中国に対しいうべきことを言う基盤を作ることになります。
高市総理以外に問題解決できる人物はいません。
総理としての器が試される2026年です。

