2人の女性政治家の都議選挑戦見聞記

今年印象に残っているのは6月東京都議選の応援に出かけたことです。
江東区の三戸安弥(さんのへあや)さんと江戸川区の上田令子さんです。

ともに東京の下町です。
選挙の事務局を担っていた元湯河原町議の土屋由紀子さんにつないでもらいました。


現在の江東区はタワマンが立ち並ぶ現代的都市の色彩が色濃いです。
三戸さんはそんなイメージを持ち始めた江東区民の絶大な支持を受けてます。

2位に2万票以上差をつけ5万票超の断トツのトップで初当選です。
驚異的な数字です。

組織の支援はない完全無所属です。
きらめく才能に有権者が期待を寄せているのだと思います。

政治風土としか説明のしようがありません。
地方政治を研究対象としている者として興味深い選挙区です。

江戸川区の上田令子さんは珍しい経歴の持ち主です。
お嬢様大学で有名な女子大卒でみんなの党の渡辺喜美さんのもとに飛び込みました。

父上はミッチーこと渡辺美智雄元副総理です。
野武士のような古い人情の政治家です。

そのDNAを受け継ぐ政治家のところにわらじを脱ぐことに興味深々です。
実際の演説を聞いてみると想像を越えてました。


女帝とまで言われ絶大な権力を誇る小池都知事の都政を真っ向から叩いてました。
臆することなく演説する姿は長いものに巻かれる風潮の中でそう快です。

結果は政党候補が居並ぶ中に割って入り2位です。
完全無所属候補としてあっぱれです。

現代風の香りがする江東区とは違いどちらかと言えば古めかしい政治風土です。
ここで着実に票を伸ばすにはどぶ板選挙が土台にないと不可能です。

江東区の三戸さんと江戸川区の上田さん、2人の女性政治家の2026年から目が離せません。
地方政治の研究対象です。