再び「地方の時代」をスローガンに!


私の政治行動指針は「志は高く 生活は質素に 行動は活発に」でした。
政治の師の梶山静六元官房長官のモットーを拝借しました。

梶山さんにはもうひとつ奥にある信条がありました。
「愛郷無限」です。

梶山さんの地元は茨城県常陸太田市です。
JR常陸太田駅を降りるといたるところで「愛郷無限」ののぼり旗が目につきました。

「愛郷無限」が根っこにありそのための行動指針が先に挙げた3つです。
私はこの政治スタンスに心酔してました。

理由は政治家たるものの原点に故郷を置いていることでした。
私もこれは譲れない一線です。

選挙区を次々と渡り歩くのは理解できません。
この延長線上の考え方ですが落下傘候補の生きざまも違和感があります。

縁もゆかりもなくその地に愛情が生まれるでしょうか。
降ってわいたかのように選んだ選挙区はしょせんは自らの欲望のご都合に過ぎません。

もうひとつ厄介な現象が政界を覆ってます。
仮にルーツは選挙区にあっても実質は落下傘というパターンです。

東京の邸宅で生まれ育った世襲議員はこの範ちゅうに入ります。
世襲のためだけに選挙区に舞い降りたのです。

選挙区の本当の実情を実感として感じ取ることができませんので浅薄な主張となります。
日本の政治を貧相にしている要因です。

地に足が着いていませんと根無し草の政治家ばかりとなり政治は漂流します。
梶山イズムを体現する政治家に大暴れして欲しいのですが現状はほど遠いです。

世襲議員が支配する永田町を見るにつけ地方が踏ん張らなければとの思いを強くしてます。
再び「地方の時代」をスローガンに掲げる時代の到来です。

次の統一地方選挙は2027年4月です。
画期にしないと日本の衰退はさらに進みます。