沖縄を通じて日本の進路を考えるパネルディスカッションの開催
28日の岡崎嘉平太に学ぶ集いの反省会の際に次に何をするかも話し合いました。11月に行われる沖縄県知事選挙が話題に上りました。
オスプレイの配備や普天間基地の辺野古への移設、尖閣諸島をめぐる日中間の対立。今沖縄は、日本の安全保障を考える最前線の島となっています。
在日アメリカ軍基地の74パーセントが沖縄に集中しています。集団的自衛権の行使が容認されてまたもや戦場となるのではという不安感が出て来ていると思います。
こうした中で迎える沖縄県知事選挙です。安倍政権の積極的平和主義路線が争点だといえる選挙です。日本第二の基地県、神奈川県民も高い関心を持つ必要があります。
沖縄が抱える難問をきちんと捉えながら日本の進路、中国をはじめとする東アジアの行方を考えるパネルディスカッションをすることになりました。
集団的自衛権の行使がホットな話題なのでかつての防衛省の幹部で安倍政権の安保政策を批判する発言をしている柳沢協二さんをパネリストに迎えることになりました。
安倍政権の積極的平和主義でない立場から新たな展望を拓く議論を展開したいので格好の人物です。また、柳沢さんは、イラクへの自衛隊派遣にも関わりました。
イラクが大量破壊兵器を有しているというでっち上げの根拠で戦争が始まりました。集団的自衛権を考える際に外してはならない観点です。
もう一人、小渕恵三政権時代官房長官として沖縄問題を担当した野中広務さんにもパネリストになってもらうことが決まりました。
野中さんは、安倍政権の集団的自衛権の行使容認を痛烈に批判しています。戦中派としての皮膚感覚からの批判だと思います。
一方、野中さんは仲井眞現沖縄県知事擁立の中心人物の一人でした。仲井眞知事は、安倍政権が推す人物で普天間基地の辺野古移設を容認しています。
現在野中さんがどう考えているのか興味が尽きません。集団的自衛権行使容認は反対でも普天間基地の辺野古移設は賛成なのか、聞いてみたいです。
パネリストとしてあと二人を考えています。一人は、沖縄の方で安倍政権の沖縄への対応を厳しく見ている保守系の立場の方を検討しています。
更に尖閣諸島の問題がありますので中国人研究者を招こうと思っています。自由な発言ができるかどうか微妙かもしれませんが中国の立場を解説してもらいます。
パネルディスカッションの日にちは決定しました。10月30日の沖縄県知事選挙の告示前の10月18日の土曜日午後6時からとしました。
場所は、横浜駅西口のかながわ県民センターホールです。260、70人入るホールです。岡崎嘉平太に学ぶ会と同様立ち見が出るように参加を呼びかけます。