前言を平気でひるがえす高市総理の政治手法に懸念

政治記者になりたての1986年6月中曽根総理は衆参同日選挙に踏み切りました。
全くそぶりを見せなかったため「死んだふり解散」と言われました。

自民党筋からはだました方が悪いのかだまされた方が悪いのかと開き直りの声もありました。
高市総理も中曽根総理に負けず劣らずだましのテクニックに長けてます。

正月早々は解散なんて頭の片隅にもないような言い回しでした。
真意を悟られないためのカムフラージュでした。

ショック療法で選挙への関心を掻き立てる狙いがありありです。
副作用あります。

熱狂を演出し権力を確立するやり方は全体主義的です。
このやり方で国の道を誤った最も典型的な歴史はドイツのナチス政権です。

高市総理は消費税減税に慎重な態度でした。
政権政党のトップとして財政規律を考えてのことだと推測します。

ところが19日の会見でこれまた前言を一気にひるがえしました。
食料品の消費税を2年間ゼロ検討を選挙公約に盛り込むと明言しました。

年間5兆円の財源が必要とされますが根拠は示してません。
高市総理の売りは積極財政ですので財源が最大の課題ですが超難問が追加されました。

市場は反応してます。
長期金利が上がってます。

中曽根総理の話に戻ります。
中曽根総理は選挙中大型間接税は導入しないと断言しました。

私がうそつきに見えますかと言い切りました。
選挙後売上税の導入に踏み切り猛反発を受け廃案に追い込まれました。

うそつきと後ろ指をさされるようなやり方はしっぺ返しを食います。
高市総理も高い支持率におごっていると中曽根総理の二の舞になります。