法政大学の王敏教授と東アジア文化交渉学会の開成町開催に向けて意見交換しました。
福田康夫元総理が極秘に中国を訪問していたことが判りました。習近平国会主席と会談したのではないかというニュースが流れました。
福田元総理は中国側の信頼が厚く両国の関係改善のキーマンと見られていました。冷え込んだ日中関係を打開する糸口になって欲しいです。
(中央が王敏教授)
その福田元総理の通訳を務めたりして福田氏の信頼が厚いのが法政大学国際日本学教授の王敏さんです。昨日、王敏さんの研究室を訪問しました。
中国の治水神禹王の研究をされている佛教大学教授の植村善博さん、足柄の歴史再発見クラブ顧問の大脇良夫さんと会長の佐久間俊治さんも一緒でした。
福田元総理の極秘訪中のことも話題に出ました。王敏さんは、それは素晴らしいことだと福田訪中が良い方向に行くことを期待していました。
王敏さんの研究室に出向いたのは、来年5月に開催される東アジア文化交渉学会を開成町で開催ができるかどうか意見交換のためでした。
一昨日、府川裕一開成町長と会って町側の考え方も伺いました。町は、禹王の研究が日中間の学術文化交流へと発展している実績を高く評価してくれています。
東アジア文化交渉学会において禹王のことがテーマに取り上げ国際学会で認知されることは開成町の名前を発信することにつながるので前向きです。
来年が町制60周年という節目の年にあたるので財政上の問題がクリアできるのであれば学会を開成町で開催することは可能だと話していました。
中国や香港、台湾、韓国などから60人ほどの外国人研究者が参加する学会です。日本側の研究者や参加者の含めれば200人ほどの学会となると思われます。
学会を開催するとなると足柄の歴史再発見クラブが中心となるにしても開成町全体で受け入れ態勢を作ることが不可欠です。しっかり準備しなければなりません。
禹王の遺跡は、南足柄市と山北町にありますので両市町と連携を取っていかなければなりません。広域的な取り組みですので神奈川県の応援も必要です。
色々と難題があります。しかし、本当に地道な郷土史研究の積み上げが治水神禹王遺跡の再発見につながり全国規模の研究会が出来上がるまでになりました。
今年の10月には広島市で第4回目の禹王サミットが開催されます。基調講演者は、王敏さんです。こうした禹王研究の広がりを更に加速させたいです。
国際学会で禹王研究の成果を発信できれば、禹王研究への関心が高まることは間違いありません。将来、禹王サミットを中国で開催することも夢でなくなります。
日中間の学術文化交流への拡大に弾みがつきます。とにかく開成町での国際学会開催が画期となります。町や町民の理解を得て是非とも実現させたいです。