神奈川県中井町、大型公共事業のとん挫
昨年末、大型公共事業受難の時代について書きました。
題材として取り上げたのが中井町の生涯学習施設です。
中井町は東名高速の秦野・中井インターを抱える地の利を活かして企業集積が進みました。
一方で人口減少は止まらず現在の人口は9千人です。
一般会計の予算規模は50億です。
戸村町長はこの金額に迫る41億円をつぎ込み生涯学習施設の建設にこだわりました。
子育て世代に中井町を選んでもらうため生涯学習環境の充実を狙ったのだと思います。
町民からは中学校建て替えが優先されると反発が出ました。
新聞報道によれば13日の夜の町民会合の場で戸村町長は計画中断を表明しました。
唐突感があります。
町審議会や議会での議論を経て計画はまとめられたはずです。
急転直下の方針転換は驚きです。
町民から反発が出ただけでは理由として不十分です。
計画策定の過程で意見を聴取しなかったのかという疑問が残ります。
議会にも責任あります。
計画を容認してきたのですから。
昨年末のブログで戸村町長の首をかけての計画だと書きました。
中断について説明責任を果たし町民の理解を得ることが責務となります。
資材の高騰と人手不足、大型公共事業の遂行には大きな壁が立ちはだかってます。
高度成長期のような夢を追いかけるのは時代錯誤といって良いです。
優先する事業を絞り込み補助金と民間活力も活用しながらしのぐしかありません。
戸村町長は時代の流れを読み違えたということです。
古いものを今によみがえらして活用する温故知新型の事業を勧めたいです。
開成町の瀬戸屋敷がひとつの事例です。



