よそ者を受け入れる元気な町づくり
昨日は、開成町内にある上島(かみじま)自治会の夏祭りに妻と息子夫婦と孫と一緒に出かけました。その後、92歳の母親も迎えに行き食事をしました。
上島自治会の夏祭りは、町内に二つある神社の一つ吉田神社の境内で行われます。場の雰囲気も祭りを盛り上げますので賑やかな夏祭りです。
自治会の中に芸達者の人が大勢います。劇団まであります。高校の先生が高校のブランスバンド部をゲストに呼び花を添えます。
この自治会の阿波踊り連は町内の連ナンバーワンの技量を誇ります。町の盆踊りの指導者もこの自治会の女性です。踊りで盛り上がってお楽しみ抽選会となります。
町長の時から13ある自治会が活発な活動ができるように応援してきました。自治会ごとに福祉部、防災部、生涯学習部といった組織を造ってもらってます。
それぞれの自治会が小さな役場みたいな機能を果たしてもらうようお願いしてきました。この伝統は現在の府川町政にも受け継がれています。
もう一つ自治会が主体となって進めて欲しいと願ったのはみんなが参加できる自治会の雰囲気づくりです。お祭りが格好の手段です。
あの人は地の人ではないとかよそ者だとかいう感情は根強いです。開成町は他所からどんどん人が移り住んでいる町ですので心の狭いことは言ってられません。
よそ者を受け入れて一体感を醸し出すことが町に愛着を持ってもらう第一歩です。夏祭りで色々な方々に参加してもらうのが手っ取り早いです。
昨今、よそ者を排除する傾向が強くなってきています。特に中国や朝鮮半島出身の在日の方への眼差しは冷たくなっている感じがします。
日本はこれから大きく人口が減る局面になることが判ってます。よそ者の活力を大いに活かせるかどうかがその地域が活力を維持できるかどうかのポイントです。
あの町はよそ者だって受けれてくれて活力があると思うところに住みたいはずです。日本人に限りません。外国人にとっても同じだと思います。
出身が異なっていても住んでる場所が一緒ならば仲間です。その仲間意識、一体感が災害の時にはものすごい力を発揮します。
開成町がこれまで培ってきた自治会が母体となる町づくりを更に発展させてよそ者も受け入れてみんなで元気になる町づくりへと発展させてほしいです。