大井町の相和小学校で東大名誉教授の特別授業、とても面白かったです。
(ブルックス大井事業所屋上より東名高速方面)
一昨日、測量分野の世界的な権威で東大名誉教授の村井俊治さんと午前11時に東名の大井松田インター近くのコンビニで待ち合わせをしました。
まずは丘陵地帯の上にそびえる旧第一生命ビルにご案内しました。現在の所有者のブルックスのご配慮で屋上まで上がらせていただきました。絶景です。
最上階の18階は展望室となっています。今の時期でしたらビヤホールにぴったりです。夜景を見ながら一杯。ムードあふれるバーにもなりそうです。
村井さんは、来月9日に大井町でGPSを活用した地震予測の講演をされます。事前に大井町にあるGPSを受信する電波基準点をを見に来られました。
基準点は相和小学校の校庭の片隅に立ってます。小学校にあるならば子供や保護者や先生にGPSの話しをしようという話しがとんとん拍子で決まりました。
当日は、猛暑でした。炎天下の温度計は38度でした。しかし、相和小学校は丘陵地帯にあり周囲を緑で囲まれています。風が心地よかったです。
場所は理科室でした。40人ほどの参加者でした。間宮大井町長が「夏休みの特別の思い出になるよ。」と子供たちに語りかけながらあいさつしました。
村井先生の話しは映像を使いながら判り易かったです。日本には衛星からの電波を受信する電子基準点が1300か所近く会って世界で一番です。
その一つが相和小学校にあるということは自慢して良いんですよと言われると子供だけでなく大人からも小さな歓声が起こっていました。
なぜこれほど日本には電子基準点が多いのかというと火山の噴火や地震を予測するためです。地表の動きを正確に計測することで異常が見つけられるということです。
村井先生は、今年の5月5日に起きた首都圏地震の発生前に地震が起こる可能性があると警戒を呼び掛けていました。その根拠をデータを使って説明しました。
地震発生前に地表が隆起したり沈んだりする異常な前兆があり、その動きをキャッチするのが村井先生の地震予測です。確かに電子基準点の異常が見られました。
最新情報も伝えていました。日本中いたるところで異常が見られてきており、沖縄や九州南部、静岡あたりも異常な動きが出ていると話していました。
地震の話しだけでなく大陸が動いていることも計測できるというはなしもされてました。ハワイと日本は一年間に6センチ近づいています。
計算だと一億年で日本とぶつかります。生きていれば見ることができるよと子供たちに話していました。子供たちのワクワク感が伝って来るような感じでした。
(村井先生に最初に頂いてデータですと10万年で衝突となっていました。計算間違えだということです。東大名誉教授でも間違えることがあります。(笑))
授業の後プール脇に立つ電子基準点の前で記念撮影をしました。その後、測量会社の方に協力をしてもらいGPSを使って実際に計測も実演してもらいました。
すこぶる楽しいひと時でした。フジテレビが取材に来てました。31日の日曜日夜10時からのミスターサンデーで放送されるということです。