今日は、防災月間で救急の日、午後2時より大井町生涯学習センターで防災講演会開催。
(写真は8月20日に大井町相和小学校で行われた村井俊治さんの特別授業)
時宜を捉えた話は、とんとん拍子に進みます。天が味方してくれます。今日大井町で開催する防災講演会はまさにそんな感じでした。
開成町の酒匂川を挟んで東隣の大井町は防災の町づくりに熱心です。住民の側の動きも活発です。防災講座に参加される方も多いです。
防災に熱心な住民リーダーのお一人田中伸二さんから講座の参加者の組織化がなかなか上手く進まないと相談を受けました。
著名な方を呼んで講演会を開催し阻止化を呼び掛けたらどうかと助言しました。講師はどなたかよいかという話になりました。
田中さんがたまたま読んでいた週刊誌に村井俊治さんのことが掲載されてました。GPSを活用した地震予測が正確だという記事です。
村井さんなら私がよく知っているという話になりました。開成町在住の元ソキアのサービスエンジニアの井上三男さんと懇意です。
井上さんを通じて依頼したところOKという話です。大井町の間宮町長に相談したら即断即決でやりましょうということになりました。
近隣の1市4町の首長も全員賛同してくれて開催へとこぎ着けました。防災関連の企業の相日防災からも支援をいただくことができました。
大井町の相和小学校にGPSの基準点が立っています。村井さんが先月20日に下見にこられ、ついでに特別授業を行いました。
子供でも十分に理解できる内容でした。この模様はフジテレビで7日の夜10時の番組でチラッとですが紹介されました。
村井さんは、測量学の権威の東大名誉教授です。地震予測は、畑違いもいいところです。それでも使命感に燃えて取り組んでいられます。
地震学者は、地震の発生メカニズムから理論的に分析し地震を予測していきます。地殻は地中奥深くで目に見えないという障害があります。
村井さんは全く違うアプローチです。目に見える動きを正確に捉えておかしな変動をキャッチする方が予測できるという考え方です。
宇宙からのGPSの観測データを詳細に分析し地表面のおかしな上下動や水平方向の動きを見つけ出し警戒を呼び掛けています。
今年のゴールデンウィーク中の5月5日の東京を襲った首都圏の地震を予測したことから一気に注目を集めました。
大井町には活断層の神縄、国府津・松田断層が走っています。この断層とどう向き合えばよいのか大井町民の大きな心配事です。
村井さんは日本列島断層だらけで格別に怖れることはないと言い切っています。それよりも地表の動きを正確に知り備えた方が得策ということです。
講演は、午後2時より、大井町役場の隣の大井町生涯学習センターで行います。入場無料です。お時間のある方是非ご参加下さい。