10・18パネルディスカッションまであと5日

既にお伝えしていますが今週の土曜日18日の午後6時から「かながわ県民センターホール」でパネルディスカッションを開催します。

「神奈川から東アジアの平和を拓く!~沖縄基地問題と日中関係の大化を目指して~」、大きなテーマで議論を進めます。

パネリストは、元内閣官房長官の野中広務さん、88歳、お元気です。元内閣府副官房長官補の柳沢協二さん、安全保障問題のプロです。

山梨学院大学名誉教授の我部政男さん、沖縄の近代政治史に精通されてます。東京学園大学教授の朱建栄さん。日中国際関係が専門です。

錚々たる方々が壇上に昇って下さいます。大変にあり難いですがコーディネーターとして責任重大です。実りある議論にします。

実行委員会を組織して運営しています。代表は、久保孝雄元神奈川県副知事と、飯田助知横浜日中友好協会会長です。

事務局スタッフは、平和運動を展開している「自主・平和・民主のための広範な国民連合」のメンバーが助けてくれました。

我々は、尖閣諸島の日本国有化をきっかけに日中間が険悪な状態に陥っていることに危機感を持ち打開の道筋を考えようと立ち上がりました。

昨年6月29日には前中国大使の丹羽宇一郎さんを招いて講演会を開催しました。300人ほどが参加して下さいました。

丹羽さんが、中国を軍事面だけでなく広く観る必要性を言われていたのが印象的でした。中国は、教育に予算を大きく振り向けています。

2013年春に決定した予算では国防費は7400億元、教育費は2兆3000億元です。3倍の予算を教育に充てています。

日本は、防衛費と教育費はほぼトントンの5兆円前後です。中国が国家として目指している方向性が見えてきます。

今年7月7日には、1972年の日中国交正常化の立役者の一人だった経済人の岡崎嘉平太さんに学ぶ会を開催しました。

会場は一杯で100人の方が参加して下さいました。岡崎さんの生涯を描いたNHKスペシャル番組を視聴しました。

中国の周恩来首相との間で築いた深い信頼関係が国交正常化の大きな力となりました。一人の経済人の高い志に胸が熱くなりました。

四男の眞さんが会場に駆けつけて下さり父の思い出を語ってくれました。過去の歴史を忘れないことを訴えられてました。

さて、今回は、沖縄の基地問題も絡めて日中問題を語るパネルディスカッションです。議論のさばき方がとても難しいです。

各人に話していただきたいテーマを伝えた程度です。発言は自由だとお話ししました。無理に調整してまとめる話ではありません。

自由な発言の中から東アジアの平和に向けて希望が見いだせるような方向の議論がしたいです。行き当たりバッチリ精神で臨みます。