農業革新のモデルとして酒蔵の復活。

(画像は、アグロイノベーション2014HPより)

先週の水曜日から金曜日の三日間、東京汐留の東京ビックサイトで「アグロイノベーション2014年」が開催されました。

三日間の入場者は11226人。私は最終日の14日に見に行きました。植物工場を手掛けている会社から招待を受け出かけました。

会場に着くと受付がごった返してました。三次元プリンターなどを活用したモノづくりの展示場の方へ間違えて行ってしまいました。

引き返してお目当ての「アグロイノベーション」の展示場の方へ入りました。こちらの方もそこそこ賑わってました。

アグロイノベーションとは農業の革新のことです。ガイドブックには、作る、運ぶ、儲ける農業の展示会と書かれていました。

最先端の技術を活用して農業を蘇らせて利潤が上がるようにしようということです。しかし、言うは易く行うは難しのところがあります。

私も一般社団法人を立ち上げて小さな植物工場、酒蔵の復活、薬草の生産などを目指して活動していますが壁があります。

何か手がかりが得られないかと思い足を運びました。入り口近くでイオングループが大きなスペースをとって植物工場からの植物を展示してました。

私の一番の関心は一般社団法人で連携を取っているプラネットの展示でした。ラックを使った小型の植物生産システムを開発しました。

私たちの方でも南足柄市の農家でこのシステムを使って野菜とハーブの試験栽培してもらってます。反応が気になりました。

社員の方に伺ったところまずまずということでした。小型ですので設備投資のおカネがかかりませんので兼業農家に合っていると考えています。

会場をぶらぶら回りました。大学が結構頑張ってました。関西から西の西日本の大学が目立ちました。挑戦意欲が高いのでしょうか。

自治体の出店もありました。神奈川県も出ていました。農業試験場で開発した新たな品種の作物を転じ説明していました。ちょっと地味でした。

熊本県のブースに立ち寄りました。「熊本の大地は新しい挑戦を待っています。」と蒲島知事自ら語りかけているパンフが目につきました。

一般の産業誘致のパンフレットを開いて見ますと富士フイルム九州という名称が目に入りました。富士フイルムも熊本に出ています。

研究開発をリードする大学の存在と地域の産業政策を担う県のサポートの姿勢、農業に限らず新たな産業興しのカギだと思います。

この両者を十二分に活用して神奈川県西部地域で新産業を興したいです。酒蔵の復活が典型的なケースだと思ってます。

醸造に強い東京農業大学の支援を得て、神奈川県の県西地域活性化策とも整合性を取って進めて行くことを狙っています。

そのためには、おひざ元の開成町の理解を得なければなりません。昨日も府川裕一町長らに構想の進め方のプレゼンテーションをしました。

かつて開成町は酒造りの町でした。町と連携を取って大学と県の協力を引き出し、かつての酒造りの町開成の復活を目指します。