今年の新習慣は、朝の読書
早起きして辻説法、座禅、めい想と色々取り組んできました。共通しているのは、精神を集中して自らを見つめ直すことです。
辻説法は違うのではないかと思われるかもしれません。一般的には自分の名前や主張を売るための政治的な行動です。
しかし、私にとっては、朝の精神統一の手段というか修行のような行動でした。本当に肚の底から声が出ているかチェックしていました。
声を出しながら座禅やめい想をしているような側面が多分にありました。終わった時は、自己の見つめ直しがひとまず完了しすっきりしました。
今年は、新たな習慣に挑戦し始めました。朝の読書です。早起きして顔を洗いご先祖様へ起床のご挨拶をした後、本を読むことにしました。
朝は気分がすがすがしいです。今朝のように強烈に寒い朝は、余計に気が引き締まります。その心の状態で本を読みます。
現在取り組んでいることに必要な知識を身に付けるための読書ではありません。そう言った読書は、昼間か夜行います。
人生というか生きる意味を再確認するための読書です。キリスト、仏陀、世界を救済しようとした聖人の言葉を味わいたいです。
少しずつしか進みませんのでこれから長い年月の習慣となります。元旦から既にスタートしています。原則1時間を充てます。
朝の読書を始めようと思ったきっかけは足柄の歴史再発見クラブの大脇良夫さんから伺った話です。大脇さん既に実行されてます。
大脇さんの場合は研究されている歴史関係の研究書や資料を読み込まれているようでした。これは良い習慣だと直感しました。
ただ、私の場合は、先ほど述べましたように直接その著書からすぐに成果を得るのではなく生きる意味で真の肥やしとなる読書を考えました。
それも私一人が生きるというのではなく地域社会が、日本が、東アジアが地球全体が生きるというか生き延びるための根本を探りたいです。
一体全体何が必要なのか誰しもが心底で追い求めていると思います。解決策が見つからない本当の原因はどこにあるのでしょうか。
地球環境が悪化し人類の生存が危ぶまれるような状態であることは間違いありません。しかし人類の欲望は尽きることがありません。
グローバル資本主義は、資本の増殖を求めて地球上を駆け巡っています。格差の拡大が世界中で大きな課題となってきています。
人類が英知を結集して一つにならなければならない時期に勝ち組と負け組ができて負ける方が圧倒的に多くては危機を乗り越えられません。
ここまできますと、人類の生きる指針を指し示すような聖人が登場でもしませんと手の打ちようがない状況に近づいていると思いました。
かつて人類の時期の時に聖人が世界中に生まれ新たな宗教を開きました。キリストや仏陀です。再び聖人の登場が待たれます。
2000年前、2500年前の危機の時にキリストや仏陀が何を本当に伝えようとしていたのかを知りたくなりました。
朝の一時間、私個人の生きる意味から人類の生きる意味までを考える濃密な時間にするため集中したいと思います。
そうでないと欲望渦巻く人類を御することは難しいと思います。