東アジア文化交渉学会in開成まで110日

中国、香港、台湾、韓国、欧米から60人ほど、日本国内から数十人、合わせて百数十人の研究者が参加する国際学会が5月開成町で開催されます。

東アジア文化交渉学会in開成と名付けました。東アジアを対象にして各地域間相互の文化の受容と変容について研究をしている学者の集まりです。

開成町などの郷土史研究者の集まりである「足柄の歴史再発見クラブ」が音頭取りをして開成町、東アジア文化交渉学会と共同で開催します。

民間の団体が行政や学会と一緒に国際学会を開催するのは極めて稀だと思います。責任重大です。是が非でも成功しないとなりません。

開成町で開催することになったのは、学会の分科会の主要テーマの一つとして「治水神・禹王」が取り上げられることになったからです。

足柄の歴史再発見クラブが2006年以降研究してきた中国の治水神、禹王と日本との関わりを内外の研究者に発信できる格好の機会です。

またこうした機会を通じて開成町や足柄地域の歴史と文化に触れあっていただければ、これは新たな国際交流、国際観光につながります。

開成町が全面協力していただけますので大変に心強いです。昨日、開成町役場で事務方の打ち合わせ会がありました。

本当は一週間前に新年初顔合わせをしたかったのですが役場の中核メンバーがインフルエンザに罹りこの時期になりました。

インフルエンザ、流行っているみたいです。皆さま、ご注意下さい。ストレス疲れが一番悪いと思います。変調きたしたら寝ることですね。

東アジア文化交渉学会の事務局は、関西大学にあります。13日が発表受付の締め切りでした。しかしまだ応募が続いているようです。

外国から何人、日本国内から何人、研究者の参加人数が決まりませんと受け入れ側は具体の詰めの作業に入れません。

昨日の会議では、人数が決まったらすぐに動けるように事前の頭の体操をしておこうという趣旨で集まりました。

ゴールデンウィーク明けの土日の9日と10日が国際学会開催日です。開成町福祉会館全館貸し切りで実施することになってます。

前日に海外や日本国内遠くからの参加者がやってこられます。学会が終了した翌日の11日にミニツアーを実施することも決まっています。

9日の晩は学会主催の懇親会、10日の晩はかやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷で実行委員会主催で歓迎会を行います。

瀬戸屋敷での歓迎会は外国の方々にとっては日本の農村文化と触れ合う絶好の機会だと思います。おもてなしに知恵を絞りたいです。

11日のミニツアーは、治水神・禹王が祀られている現場、南足柄市大口の福沢神社と山北町岩流瀬(がらぜ)の遺跡を見ます。

禹王のまたの名は文命です。開成町にただ一つある中学校の名前は、治水神の別名を冠しています。ここも見てもらいます。

役場のスタッフも初めての体験ですので不安感が大きいと思います。でも新しいことに挑戦できるのは行政職員としてチャンスです。

プロジェクトチームの面々は若いメンバーが揃ってます。彼らが取り組んで良かったと満足してもらえるような国際学会にして行きます。