小田原城天守閣木造化へのチャンス到来

復興天守

(小田原城 ウィキペディアより)

電車内で新聞を読んでいいる人は今や絶滅危惧種的存在です。私はその絶滅寸前の希少な一人です。なぜか電車内はゆっくり読めます。

昨日、東京に行く用事がありましたので行き帰りの車中で新聞を広げました。小さな記事を探していると思わぬ発見があります。

一瞬目を疑うべた記事がありました。小田原切っての老舗、美濃屋吉兵衛商店が民事再生、いわゆる倒産したという記事でした。

美濃屋吉兵衛商店といえば、かまぼこや塩辛などの販売で知らない人はいません。創業は戦国時代で450年の老舗中の老舗です。

社長とも面識があります。小田原の商工会議所の前会頭でした。小田原の経済を代表する経営者でもあり企業でもありました。

記事によりますと負債総額は30億円で、最盛期22億円あった売り上げが昨年は半減し自主再建を断念したということです。

営業を続けながら再建を目指すということですがイメージダウンは避けられません。小田原の商業全体にとってもマイナスです。

かまぼこ市場の縮小や競合他社との競争の激化が理由に挙げられています。それも一因だとは思いますが他にも理由がありそうです。

美濃屋吉兵衛商店は、かつては大規模な土産物センターを小田原市街の中心地から離れたところに開き大規模店の先駆けでした。

こちらも競争激化で閉店し現在はスーパーやパチンコ店になっています。この地代収入だけでは本業の不振を補えなかったということでしょう。

小田原商業の顔が傷つきました。美濃屋吉兵衛商店としての経営の問題は当然あるでしょうが地域全体で原因を探る必要があります。

箱根の玄関口に位置し黙っていても人が来るという時代の終焉を示している出来事のように思いました。構造的問題です。

人を呼ぶために行政も商工会議所も一致して知恵を絞る必要があります。世界の箱根の玄関で交通至便の地が経済不振はおかしいです。

箱根には2000万人の入り込み観光客数を誇ります。小田原駅はJR、小田急、新幹線ほか全部で5社の鉄道路線が乗り入れています。

道路網も国道一号線、西湘バイパス、小田原厚木道路、少し離れたところに東名高速道路があります。こんな便利な場所はありません。

これだけの立地条件と利便性を誇る地域が何故に経済不振に陥るのか逆に日本の地域経済の七不思議に挙げても良いのではないかと思います。

一致結束に本気で小田原の地域経済の活性化に全力を注ぐ時期がやって来ました。美濃屋吉兵衛商店の倒産が教えてくれました。

ピンチは最大のチャンスです。小田原経済界挙げて行政も巻き込んで活性化策を打ち上げる必要があります。小田原評定している余裕はありません。

小田原のシンボルはお城です。お城を建て替えましょう。小田原城天守閣の木造化プロジェクトが民間で進みつつあります。

民間だけでなく、田原市が本格的に後押しして市民全体の事業へと格上げしていくのが小田原活性化の最良の手段だと私は思います。

安倍政権が力を入れている地方創生の目玉となります。官民一体で事業計画をまとめ国に堂々と訴えかけていく時期です。

こまごまとした事業にバラバラに取り組むよりも一点突破全面展開で目立つことが得策です。お城の木造化で小田原経済に活を入れましょう。