開成町制60周年式典

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昨日、2月1日は開成町が1955年に誕生して60年の節目の日でした。開成町福祉会館で盛大に記念式典が行われました。

来賓は、国会議員3人、副知事、県会議長、県会議員2人、近隣の2市7町の首長、近隣市の副市長、警察署長、県土木事務所長、勢ぞろいでした。

府川裕一開成町長のあいさつは、開成町の勢いを胸を張って訴えていました。安倍総理が提唱している地方創生のモデルだと。

ただし、この勢いは自分たちが築いたものではなく先人の皆さんの努力によって成し遂げられたと総括していました。

60周年記念式典のゲストとして歴代の町長の関係者を招待していました。先人の功を大切にするという姿勢の表れだと思いました。

初代町長は、300年続いたかやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷の当主でした。昨日は2人の弟さんが見えられていました。

2代目の町長の息子さん、5代目と6代目の町長の息子さんも見えていました。私は3代目の町長の息子であり7代目の町長です。

父が20年、私が13年ですので60年のうちの半分以上を親子2代で務めさせていただいたことになります。ありがたいです。

府川町長も話していましたが開成町は、人口が増え、若い人たちがどんどん住む町となっています。新しい小学校まで誕生しました。

1955年の人口が4600人です。存続が危ぶまれるような町でした。それが現在17000人近くまで増えました。

この増加は間違いなく都市計画の成功の賜物です。町全体を都市計画区域といって勝手に開発できない区域として指定しました。

ステップバイステップで計画的に町づくりを進めた結果が今日の勢いをもたらしました。偶然ではありません。選択した訳です。

国会議員のうちトップバッターであいさつに立った自民党の牧島かれんさんが「今日の式典は先人への感謝ということですね。」と切り出しました。

30代の若い女性代議士ですが父が県会議員で政治家の血筋を引いています。パンと肝の部分を言い切るところはさすがだと感心しました。

続いて安倍政権の地方創生についても言及しました。予算がついたので各市町村の競争が始まるという趣旨の話でした。

プランを自らまとめ発信しないところには予算を付けないという姿勢で地域間、市町村間の競争を促すことは一概に悪いとは言えません。

地方自治体には、国任せでおねだりの体質が残っていて意識改革をしなければなら無い側面があることは否定できないからです。

しかし、だからといて競争ばかりを前面に打ち出すと市町村間に不協和音が発生しぎくしゃくすることは間違いありません。

神奈川県西部地域で最も求められているのは市町間の競争ではありません。連携です。互いの持っている地域資源をいかに結びつけるかです。

地域に足場を置く小選挙区の衆議院議員は、国の指針通りに地方自治体に話を流すのではなく地域に合った方法で自治体を喚起することが大切です。

国の指針をそしゃくして地域に合った工夫を促し市町村の枠を超えて新たな提案をまとめる原動力になることが大切な役割です。

若さを活かして地域の現場を経巡って現場の声を聴き、自ら地域政策を立案することができるよう学んで欲しいです。