大学との連携で広がる町づくりの夢

湘南キャンパス1号館

(東海大学湘南キャンパス1号館 ウィキペディアより)

昨日、東海大学の湘南キャンパスを訪問しました。東海大学が積極的に進めている地域との連携についてお話しを伺いました。

教育支援センターの内田晴久所長や学長補佐の梶井竜太郎さんら地域連携を展開する上で中心的な役割を担っている皆さんと意見交換しました。

話を伺っていて、すぐそばに総合大学があり連携が可能なことは素晴らしいです。キャンパスのある秦野市や平塚市、伊勢原市がうらやましいです。

東海大学では、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に採択され地域との連携を進める大学を目指し事業を展開しています。

東海大学は、北海道から九州まで全国10の地域にキャンパスのある総合大学です。その総合力で地域連携を進めています。

相当に大掛かりです。東海大学だけで日本全国各地と連携し日本の町づくりに相当の影響を与えることも十分可能だと思いました。

重点として取り組もうとしているのは、地域の生活を充実させること、商店街の活性化などです。続いて多世代の交流事業です。

観光などを通じて地域の魅力を発信することにも力を入れてます。そして自然エネルギーの活用などを通じて自然環境を守ることです。

東海大学はソーラーカーへの取り組みが有名です。昨日は、ソーラーカーのミニチュアカーをお土産にいただきました。

いずれの事業もどこの自治体も本腰を入れようとしている分野ばかりです。大学の持っている知見や学生の若い力が味方してくれれば心強いです。

神奈川県は東海大学と協定を結び地域連携事業に力を合わせていくことになりました。現在、事業の具体化を検討中だということでした。

昨日の訪問は、一般社団法人酒匂川流域自然エネルギー研究開発協議会のメンバー2人と一緒でした。協議会としてお願いがありました。

今月26日に小田原で「第一回未来産業創造シンポジウム~医食農同源~」を開催します。大学と連携を取る格好のテーマです。

今後大企業とタイアップして薬草の生産など具体の事業に取り組むことを目指しています。東海大学とのタイアップを希望しています。

大学側も大変に興味深いという反応でした。今後情報交換を行って具体的な連携へとつなげていくようにしたいと思います。

日本の少子化は顕著です。大学も生き残りをかけて新たな分野に挑戦しようとしています。その大きな柱の一つが地域との連携です。

地域とつながり地域の町づくりにともに参加することは学生にとって大学の講義では味わうことのできない現実を見ることができます。

この体験は実社会に出る上で貴重な体験になることは間違いありません。また大学にとっても地域との結びつきは刺激となります。

地域の抱える様々な諸問題に直接向き合い研究機関ならではの解決策を示すことができれば大学にとっての成果になります。

大学がもう一つ魅力的なのは若さです。高齢化が進む地域社会にとって若い発想は欲し止まないものです。大学には豊富にあります。

外国人の学生や研究者も多いです。諸外国と交流ができる機会でもあります。大学と地域社会、連携によって町づくりの夢が広がります。