人生60歳から!、農業ベンチャーグランパの阿部社長に学ぶ。

阿部 隆昭(あべ・たかあき)

(農業ベンチャー グランパ 阿部隆昭 社長)

会うたびに何か発見があり、いつも元気をいただける。こんな人がいたら時々、お会いして話しをしないと落ち着きません。

私にとって農業ベンチャーのグランパ社長の安倍隆昭社長がそうです。とにかく元気になります。勇気を注入してくれます。

お付き合いをし始めてから1年にもなりません。すでに4、5回は、横浜の関内駅から歩いて5分ほどのところにある会社を訪問してます。

酒匂川流域自然エネルギー研究開発協議会の代表理事に就任してから農業分野、植物工場に関心を持ったのがきっかけです。

ドーム型の野菜工場を手掛けている会社があり横浜の馬車道で展示場を建て公開していると聞きました。すぐに足を運びました。

一反、300坪ほどの敷地があれば建てられるミニドームでした。レタスの栽培を行っていました。中の装置は工夫を凝らしていました。

中心部から渦巻き状に栽培機が回る仕組みになっていて外側に行くほど野菜は成長することになり人手で収穫されます。

面白いアイデアを取り入れるものだと感心しました。グランパという農業ベンチャーで社長が阿部さんでした。セミナーに出かけました。

日本の農業はこのままではダメになるので儲かる農業に転じ世界に伍していくのだというほとばしるような使命感を感じました。

阿部社長は元々は青森銀行の銀行マン。2004年に一念発起して農業ベンチャーを立ち上げました。60代になってからの挑戦です。

阿部社長には今月26日に小田原で開催する「県西地域未来産業創造シンポジウム」に参加し取り組みを発表します。

昨日打ち合わせを兼ねて表敬訪問しました。ほとばしる情熱は健在でした。お昼時の訪問でしたが、たっぷり元気をいただきました。

「本当の人生は60歳になってから。」と言い切ってました。それまでの人生体験を存分に発揮できると言われてました。

阿部社長ご自身が言われる通りの人生を歩んで来られたので説得力があります。学校で学んだ25年と組織で仕事をした25年で50年です。

独立の準備期間が10年で、60歳で本当の人生スタートという計算です。人生終わりが肝心だから60さからが大切だと言われてました。

阿部社長は今に本の農業の革新に賭けていられます。日本の一次産業は製造業のテクノロジーと合体することで成長産業へと生まれ変わると言われます。

食料を国内で生産することは安全保障そのものです。薬草も中国からの輸入に頼っている現状は危険なので転換しなければと燃えています。

昨日は、スピード感を持って対応して欲しいとはっぱをかけられました。シンポジウムが目的になってはならないとも注意されました。

国策として農業の革新や薬草の国内生産があることは判っているのだから小さくても1日も早く実践に移すことだと断言されてました。

同感です。一般社団法人で問題提起して方向性が一致した分野から資本を集めてどんどん具体化していくことが不可欠です。

薬草は最先端大手企業とタイアップして進めます。もう1つ酒蔵の復活がテーマとしてあります。私も今年60歳。新たな挑戦が始まります。