亀井 静香(カメイ シズカ)の写真

78歳、現役最年長の国会議員である亀井静香先生から呼びかけ文をいただきました。ふるさとを何とかしようという思いからの呼びかけでした。

書き出しは、「皆さんの目に『故郷』はどう映っておられますか?」となっていました。この一言で官僚の作文でないことが判ります。

亀井先生の目に映った情景が描写されます。「我が目に映る風景は田園まさにあれなんとする」だと中国の詩人、陶淵明の詩を引いています。

次の表現がリアルです。「秋津州の山河は背高泡立ち草のみ栄え、美しい我が国の草木は今にも枯れ果てようとしている。」

「その裾野で必死になってもがき、頑張っておられる人びとの姿が胸に突き刺さります。」と続きます。情景が目に浮かんで来ます。

呼びかけの目的が書かれています。「自治体、農山漁村、中小零細企業の方々とともに地域を元気にする」と結集を訴えています。

「しっかりした『根っこ』を張る方策を以って政府と社会を動かし実行して参りたい。」と決意を述べています。

心に響きました。亀井先生のふるさとは広島県の中国山地の山間にある庄原市です。先の総選挙で見た光景から行動を起こされたと思います。

既に衆参を問わず、超党派の国会議員に呼びかけられていて40人以上の国会議員集団が発足する予定だと伺いました。

地方の首長や中小零細企業の経営者にも呼びかけて地方と地域の現状を憂いている有志を結集していこうとされています。

私には町長経験者で地方の実情を知っているからという理由で声がかかったのだと思います。出来ることは喜んでと返事させていただきました。

私は「根っこ」から世直ししたいとい亀井先生の問題意識は大賛成です。地方から元気さを取り戻すという方向性も同じ気持ちです。

樹木も根が腐れば枯れます。地方は国にとって根です。地方から数多の人材が大都市、特に東京へと集中し日本の繁栄を支えてきました。

いよいよ地方の都市が疲弊し人自体がいなくなりました。「地方消滅」という言葉が政府から発せられるようになりました。

安倍政権は「地方創生」を政権の柱の政策と位置付けて人口減少対策の予算枠を1兆円設けるなど躍起になっています。

こうした現状の中でなぜ亀井先生は新たな議員グループを集め地方に呼びかけようとしているかが1番の関心事です。

予算の総枠だけが決まっても具体案がなければ実際は意味がありません。ここに危うさを感じたのだと思います。

地方の方が、自らを元気にすると確信を持てるような案を本当に持ち合わせているのか疑念があるのだと思います。

地方は基本的に国の施策に乗って町づくりを進めてきました。財源も国から配分される地方交付税交付金に頼ってきました。

さあ、今度は自分で知恵を出せと言われても本気で考えた経験が乏しいのに知恵が湧いて出ると考えるのは余りに楽観的です。

亀井先生は国会議員、首長、中小零細企業の経営者が一体となって各地域に合った活性化のプランを作り具現化しようとしていると思いました。

時宜を得た取り組みだと思います。自ら本気で活性化に取り組もうとしている地方や地域に対する強力な応援団が誕生するからです。