町民活動応援事業の活動発表会
28日に開成町民センターで開成町が応援した町民活動の発表会がありました。10団体が参加し活動報告を行いました。
1団体当たり15分の持ち時間で150分。午前中だけでは終わらずお昼過ぎまでかかりました。充実していました。
私が町長の時の最後の仕事が町民活動を応援する専門の部署を設ける組織改革でした。副町長が中身は全て考えました。
役場というとどうしても上から目線で町民を管理する姿勢がどこかにあります。こうした姿勢がある限り本物の町民活動は育ちません。
町長の時、この職員の意識を改めて町民と一緒に行動し町を創っていく姿勢を持ってもらいたいと切望していました。
どんなに優秀な職員でも町民と一緒に汗をかく姿勢が無いと町民から信頼を得ることができません。信頼感がなければ本当の仕事はできません。
現在の役場の担当課長の働きぶりを見ていると目を見張る感じがしました。本物の職員が育っていると頼もしく思いました。
担当部署のリーダーの姿勢が変われば町民活動も自然と活発になります。現在の役場の姿勢を今後も堅持して欲しいです。
発表団体は、防災に取り組み自治会の女性グループ、そばを育てて特産品づくりに励むグル―プ、世代を超えた福祉活動に取り組み自治会。
毎年良質な映画の上映会を行っているグループ、古民家を舞台にイベントを展開しているグループ、健康体操を行っている高齢者のグループ。
託児ボランティアのお母さん方、小学生のジャズバンドグループ、身体をリラックスする体操を広げているグループの9団体。
それと私が代表を務めるあしがら平野一円塾の10団体が発表しました。中身はとても濃く参考になることが多かったです。
防災、福祉、農業、教育、健康づくり、イベントと内容が幅広かったこともあって聴いてて全く飽きませんでした。
町役場から10万円を上限に3年間まで援助しようという仕組みです。この資金を活用してどんな成果があったのかをそれぞれ説明しました。
開成町には小学生のジャズバンドがあります。全国的に見ても珍しいのではないかと思います。3月には独自のコンサートも開催してます。
町から資金援助を受けて楽器と触れ合うイベントを開催しました。初めて楽器が鳴った時、子供たちは最高の笑顔を見せるということです。
私たちあしがら平野一円塾は郷土の偉人の二宮尊徳先生の教えを守り農業を大切にしようと活動をしています。
昨年6月町の助成を受けて東北の被災地で農業の再生に取り組んでいられる方をお招きして講演会を開催しました。
非常に厳しい環境であっても絶対に諦めることなく奮闘している方の姿勢から学ぶところが大きかったです。
我々の今年の活動のメインは、田んぼの景観を守るためあぜ道に植えられている町の花あじさいの里親となってあじさいを守ることです。
200メートルを請け負うことにしています。5月17日から作業が始まります。他のグループに負けないよう頑張ります。
町民活動の丁寧な発表会を開催できるのは小さな町ならではの取り組みです。これからも続けて欲しいです。町民活動を盛んにする引き金になります。